2012年06月19日
子どもの気持ち
最近、子どもたちは、小学校1年でも野球チームやサッカー、ラグビー、剣道などに所属していて何かと1週間ずっと忙しい。
そんな中、子どもたちがスポーツに関する気持ちをよく語ってくれる。
あちゃっ!! と失敗したときに、監督やコーチなどから怒号が飛び交う。
さらにはビンタ! 地面に正座! 蹴り!
おまけにサポートに付き添ってきている保護者が
自動車に乗った途端に、再度、怒鳴る・恥ずかしかったと嘆かれる・・・・・・
自分でも「しまった」と思っているところにもってきて、さらに二重三重に貶められる。
それが期待の表れだろうが、励ましのつもりだろうが、それは何ら子どもへの温かいサポートではない。
もちろん、ビンタ。地面に正座。蹴りは、指導でも教育でもなんでもない。暴力だ。
どういうつもりだったかなんて、意味はない。
そのような指導を受けた子どもたちが学校という集団の中でどのような日常生活を送っているか
かれらは知っているのだろうか?
責任を持った行動をするように彼らは、子どもたちに言っているようだが
責任を持った行動をしていないのは指導者の方ではないか?!
なぜなら、そのような指導を受けた子どもたちは学校でかれらと同じやり方を繰り返している。
自分が正しい、と思ったことであれば相手を叩こうが、なじろうが、蹴ろうが、正しいんだから、という
自分の価値基準だけで友だちを攻撃している。
教えられたことを繰り返している。 そんなクラスがどんなに勉強をしたり、友だち同士の支えあいを学ぶのを
邪魔をしているか、指導者の方たちは責任をもってみようとしていない。
保護者の方々にもお願いをしたい。
一流の選手にしたかったり、スポーツを通して生き方を学んでほしいと願っているのならば
子どもが励まされるようなサポートをお願いしたい。
子どもが学校や、地域の中で、誰かを支えたり協力したりできるような術(スキル)のお手本になってほしい。
この数年、授業に入らせてもらって思うのは、集団で学びあうことが苦手な子どもたちの姿だ。
教室の広さを認識できない子どもたち。
おとなに言われるままに生活をしている子どもたちが、自分の周辺直径1~2mの範囲しか見えていない。
感じられていない。
人を関心を持って見つめる・感じることができていない。
子育ては、基本的に「子守り」と「お手本」だと私は思う。
子守り、というのは、本当の意味で子どもを守るという積極的な行動だ。
子どもがおとなにしっかりと守られているという実感だ。
守られている、と感じるからのびのびと探究できるし、学ぶことができる。
お手本とは、口先だけで動かそうとするのではない。
わずか数年間しか生きていない子どもに向かって、
何十年も生きた「おとな」が。自分の思い通りにやってくれない!!と、ダダこねて
八つ当たりするのではないはず。
「おとな」らしく、手本となるようにふるまうことが大事なのではないのか。
「おとな」が子どもに甘えすぎている。
甘えとは、聞こえがよいが、体の良い支配だから・・・・・・・。
「おとな」は「おとな」である責任を長い目で、広い視野でやり遂げる必要があると、私は思う。
そんな中、子どもたちがスポーツに関する気持ちをよく語ってくれる。
あちゃっ!! と失敗したときに、監督やコーチなどから怒号が飛び交う。
さらにはビンタ! 地面に正座! 蹴り!
おまけにサポートに付き添ってきている保護者が
自動車に乗った途端に、再度、怒鳴る・恥ずかしかったと嘆かれる・・・・・・
自分でも「しまった」と思っているところにもってきて、さらに二重三重に貶められる。
それが期待の表れだろうが、励ましのつもりだろうが、それは何ら子どもへの温かいサポートではない。
もちろん、ビンタ。地面に正座。蹴りは、指導でも教育でもなんでもない。暴力だ。
どういうつもりだったかなんて、意味はない。
そのような指導を受けた子どもたちが学校という集団の中でどのような日常生活を送っているか
かれらは知っているのだろうか?
責任を持った行動をするように彼らは、子どもたちに言っているようだが
責任を持った行動をしていないのは指導者の方ではないか?!
なぜなら、そのような指導を受けた子どもたちは学校でかれらと同じやり方を繰り返している。
自分が正しい、と思ったことであれば相手を叩こうが、なじろうが、蹴ろうが、正しいんだから、という
自分の価値基準だけで友だちを攻撃している。
教えられたことを繰り返している。 そんなクラスがどんなに勉強をしたり、友だち同士の支えあいを学ぶのを
邪魔をしているか、指導者の方たちは責任をもってみようとしていない。
保護者の方々にもお願いをしたい。
一流の選手にしたかったり、スポーツを通して生き方を学んでほしいと願っているのならば
子どもが励まされるようなサポートをお願いしたい。
子どもが学校や、地域の中で、誰かを支えたり協力したりできるような術(スキル)のお手本になってほしい。
この数年、授業に入らせてもらって思うのは、集団で学びあうことが苦手な子どもたちの姿だ。
教室の広さを認識できない子どもたち。
おとなに言われるままに生活をしている子どもたちが、自分の周辺直径1~2mの範囲しか見えていない。
感じられていない。
人を関心を持って見つめる・感じることができていない。
子育ては、基本的に「子守り」と「お手本」だと私は思う。
子守り、というのは、本当の意味で子どもを守るという積極的な行動だ。
子どもがおとなにしっかりと守られているという実感だ。
守られている、と感じるからのびのびと探究できるし、学ぶことができる。
お手本とは、口先だけで動かそうとするのではない。
わずか数年間しか生きていない子どもに向かって、
何十年も生きた「おとな」が。自分の思い通りにやってくれない!!と、ダダこねて
八つ当たりするのではないはず。
「おとな」らしく、手本となるようにふるまうことが大事なのではないのか。
「おとな」が子どもに甘えすぎている。
甘えとは、聞こえがよいが、体の良い支配だから・・・・・・・。
「おとな」は「おとな」である責任を長い目で、広い視野でやり遂げる必要があると、私は思う。
2012年04月24日
予防教育の必要性
子どもを育てるプロセスには、一時期、社会から孤立感を無性に感じる時があります。
実際には常につながっているはずなのに、現実的なつながりを感じられないような。
それでいて、情報はマスメディアから入ってきますから、何やらアンビバレンツな感覚に陥ります。
不安が嵩む心理状態で、日々、子どもと付き合っているとガチに子どもとケンカしているような状態になることもあるようです。
また、妊娠後もすっきりとファッショナブルにいきいきと、キラキラと輝いている女性たちがファッション誌を飾ると、とっても自分がみじめな気分に落ち込むこともあるようです。
いい母親になろうと思うと、諸先輩方の代表であるお姑さんや実家のお母さんの過去の経験値から教えてもらうことも増えます。ところが、現代のお姑さんたちの中には、子育てはおばあちゃんに任せていたわ!という方たちもいらっしゃるのも現実!! 一方で元気でハイカラなお姑さんたちも「やりたいこと」「やらなきゃいけないこと」が多くて、いつでも都合の良い時に、すぐに子どもを預かってもらうというわけにもいかないのが現実でしょう。
じゃあ、夫はどうか?!? 妻だって子育て初体験だし、何をどう援助してほしいのかも要領を得ないこともたびたび。それに、たまに手伝ってくれても(意地悪で手伝わないのではなく、働き方が子どもとの時間に合わないことも多し)、小さな子どもは特に泣き出したら父親では泣き止まなかったりするもの……。
何かと大変なんです。子育て広場なので出会うママ友との、おしゃべりはタイムリーだし、なるべく孤立感を防ぐために話したいし、地域の講座や子育てサークルや、子育て講演会やら何やら、したいことは山のように溢れ出すのに、出かけるのは一苦労!!((+_+))
そんな女性の立場があっての、子どもたちです。
子どもたちと地域との接点も少ないとなると、どうしても、子どもも、孤立しがちです。
「孤立」というのは周りに人がいないという状態を指すのではなく、いざ!という時に遠慮なく頼れる人が存在すると心から思える状態にない、ことだと思います。
孤立は、暴力とお手々つないでやってきます。暴力そのものが人を孤立させ、相談できないようにしてしまう作用があるのに、もともと孤立している場合、さらにコントロールしてしまいやすいのですから、本当に厄介です。
だから、今こそ、子どもたちには予防教育を進めたいし、子育て中の人たちにも「自分が大切な存在」であることを実感しつつ、「今は少しの間だけ、子どもを優先に生活できる自信を持とう!」と思ってもらいたい。
いろんな意味で予防って、単純だけど奥が深いです(*^^)v
科学的に的を得ていなければ、単純な予防方法は効果をなしません。
さてさて、皆さんの地域ではCAPプログラム導入されていますか?
CAPをやっている私だから宣伝しているのではありません。
包括的な人権を核にした予防教育は、CAPが一番、よくできているなーという実感があって自信を持って宣伝したいなーと思っているのでした。
実際には常につながっているはずなのに、現実的なつながりを感じられないような。
それでいて、情報はマスメディアから入ってきますから、何やらアンビバレンツな感覚に陥ります。
不安が嵩む心理状態で、日々、子どもと付き合っているとガチに子どもとケンカしているような状態になることもあるようです。
また、妊娠後もすっきりとファッショナブルにいきいきと、キラキラと輝いている女性たちがファッション誌を飾ると、とっても自分がみじめな気分に落ち込むこともあるようです。
いい母親になろうと思うと、諸先輩方の代表であるお姑さんや実家のお母さんの過去の経験値から教えてもらうことも増えます。ところが、現代のお姑さんたちの中には、子育てはおばあちゃんに任せていたわ!という方たちもいらっしゃるのも現実!! 一方で元気でハイカラなお姑さんたちも「やりたいこと」「やらなきゃいけないこと」が多くて、いつでも都合の良い時に、すぐに子どもを預かってもらうというわけにもいかないのが現実でしょう。
じゃあ、夫はどうか?!? 妻だって子育て初体験だし、何をどう援助してほしいのかも要領を得ないこともたびたび。それに、たまに手伝ってくれても(意地悪で手伝わないのではなく、働き方が子どもとの時間に合わないことも多し)、小さな子どもは特に泣き出したら父親では泣き止まなかったりするもの……。
何かと大変なんです。子育て広場なので出会うママ友との、おしゃべりはタイムリーだし、なるべく孤立感を防ぐために話したいし、地域の講座や子育てサークルや、子育て講演会やら何やら、したいことは山のように溢れ出すのに、出かけるのは一苦労!!((+_+))
そんな女性の立場があっての、子どもたちです。
子どもたちと地域との接点も少ないとなると、どうしても、子どもも、孤立しがちです。
「孤立」というのは周りに人がいないという状態を指すのではなく、いざ!という時に遠慮なく頼れる人が存在すると心から思える状態にない、ことだと思います。
孤立は、暴力とお手々つないでやってきます。暴力そのものが人を孤立させ、相談できないようにしてしまう作用があるのに、もともと孤立している場合、さらにコントロールしてしまいやすいのですから、本当に厄介です。
だから、今こそ、子どもたちには予防教育を進めたいし、子育て中の人たちにも「自分が大切な存在」であることを実感しつつ、「今は少しの間だけ、子どもを優先に生活できる自信を持とう!」と思ってもらいたい。
いろんな意味で予防って、単純だけど奥が深いです(*^^)v
科学的に的を得ていなければ、単純な予防方法は効果をなしません。
さてさて、皆さんの地域ではCAPプログラム導入されていますか?
CAPをやっている私だから宣伝しているのではありません。
包括的な人権を核にした予防教育は、CAPが一番、よくできているなーという実感があって自信を持って宣伝したいなーと思っているのでした。
2012年04月02日
ビジネスに勝る子育て支援をめざせ!
ネットで、下記のような本の紹介を見つけました。
読んではいませんが、タイトルや項目を読んだだけでも、手法が科学的。
子どもの発達が考慮され、結果的に子どもの好奇心を満たす手法が大事にされています。
これは結果を重要視される塾や企業だからでしょうか。
実はこのような手法は、教育や子育て支援でこそ、当たり前のように重要視されてほしいのですが、残念ながら、教育や子育て支援の現場では、おとな側の経験値の方が優先されていることも多いものです。
思い・熱心さ・愛情・将来のため・自分たちの子ども時代には……などの「おとな視点」が優先される結果、主体者である子ども視点は後回しになってしまい、結果、「こんなに教えているのに」「しつけのつもりだった」「あの子は、何度言ってもいうことをきかない子ども」などと子どものせいにしてしまう身勝手さが目立ってしまいます。
教育や子育て支援は、目指すべき目標を共有化し、そのための手法は、科学的で非暴力であることが必要でしょう。さらに子どもの好奇心を伸ばしてやりたくても、そのようにふるまうことさえできない課題を抱えている保護者や家族も含めて支援するのが教育や子育て支援ではないでしょうか?
個人的なアプローチだけでなく、環境へのアプローチを含めてアクションを起こすことが、行政などの仕事だろうと思います。
じゃあ、その行政を支えるのは誰なのか?
「ハイ!! 私たち選挙権を持つ『私』です。」
人ごとにしない、人のせいにしない。
そう思った「書評」でした。(;一_一)
【レビュー書評】子どもを勉強好きにする20の方法
【コラム】 2012/04/02(月) 10:25
書名:『子どもを勉強好きにする20の方法』
著者:西村創(著)
出版社:WAVE出版
価格:1,470円(税込)
帰宅途中の駅前で塾通いの子どもとすれ違うことがある。子どもの多くは早朝の電車で学校に行き、帰宅してひと休みするか塾に直行だ。
学校と塾通いは大人のダブルワークのようなものだが、子どもたちは当然のようにそのスケジュールをこなしている。おなじ年頃の子どもを持つ知人によると、成績の良し悪しは塾の指導方針と家庭学習で決まり、学校の勉強は二の次とのこと。
昨今の塾がどのような学習方法をとっているか知る人は少ないと思うが、本書を読んで著者である塾講師のプロ意識と高度なテクニックに驚いた。
◇「長所と短所は表裏一体。長所も短所も、もとは同じです。ある特性が状況によって長所としてとらえられたり、逆に短所に見られたりするだけで、もとは一緒だと思いませんか。」
◇「叱り方にもコツがあります。最大のポイントは感情的にならないということ。感情的になってしまっては、それはもう「叱る」「さとす」ではなく「怒る」「キレる」であり、いい結果を生みません。……怒りたいときこそ、冷静に、が鉄則です。」
良質なビジネス書や自己啓発書に出会った感覚で読み進むと、第3章「子どもを変える塾講師のプロ技」では、子どものやる気を引き出す4つのスタイルとして、ティーチング(教える)、コーチング(導く)、カウンセリング(受け止める)、メンタリング(助言する)を詳しく解説。次々に披露されるプロのテクニックとロジックに思わず唸る。
◇「アメとムチは「やる気」の敵。…「やる気」の源である「好奇心」はどの子どもの中にももともとあるものです。でも、アメで好奇心は溶けてしまい、ムチで砕けてしまうのです。」
◇「子どもにむける最悪の言葉、それは「勉強しなさい!」です。」
◇「覚えて、忘れる。これを繰り返すことで、覚えている(正確にはすぐ思いたせることのできる)期間が長くなっていくのです。「忘れる」ことで初めて「覚え直す」ことができるので、やはり忘れるということは必要な工程です。」
著者の西村創さんは「子どものやる気を引き出すためにはどうすればいいのか」をひたすら探求している塾講師で、2000人以上の生徒に接して得られたプロ技を伝授するのがこの本。構成はひたすら子どもの「やる気」を引き出す本で「自分の感情優先」から「子どもの感情を優先」が新鮮。誰もが実行できる20のアプローチが収められている。(編集担当:前野晴男)
【主な目次】
第1章 子どもの感情を優先する新法則(「好奇心」を「成功感」につなげる;「五本指」の心がけを忘れない ほか)
第2章 勉強意欲を伸ばす力・見守る力(子どものタイプ別に上手に叱ろう;答えを出すプロセスを大事にする ほか)
第3章 子どもを変える塾講師のプロ技(はじめの一言を工夫してみよう;「教える」から「導く」に変える ほか)
第4章 「勉強する子」の親の習慣(「親の覚悟」をしっかりと固める;やる気に先立つ目標を見つけさせる ほか)
読んではいませんが、タイトルや項目を読んだだけでも、手法が科学的。
子どもの発達が考慮され、結果的に子どもの好奇心を満たす手法が大事にされています。
これは結果を重要視される塾や企業だからでしょうか。
実はこのような手法は、教育や子育て支援でこそ、当たり前のように重要視されてほしいのですが、残念ながら、教育や子育て支援の現場では、おとな側の経験値の方が優先されていることも多いものです。
思い・熱心さ・愛情・将来のため・自分たちの子ども時代には……などの「おとな視点」が優先される結果、主体者である子ども視点は後回しになってしまい、結果、「こんなに教えているのに」「しつけのつもりだった」「あの子は、何度言ってもいうことをきかない子ども」などと子どものせいにしてしまう身勝手さが目立ってしまいます。
教育や子育て支援は、目指すべき目標を共有化し、そのための手法は、科学的で非暴力であることが必要でしょう。さらに子どもの好奇心を伸ばしてやりたくても、そのようにふるまうことさえできない課題を抱えている保護者や家族も含めて支援するのが教育や子育て支援ではないでしょうか?
個人的なアプローチだけでなく、環境へのアプローチを含めてアクションを起こすことが、行政などの仕事だろうと思います。
じゃあ、その行政を支えるのは誰なのか?
「ハイ!! 私たち選挙権を持つ『私』です。」
人ごとにしない、人のせいにしない。
そう思った「書評」でした。(;一_一)
【レビュー書評】子どもを勉強好きにする20の方法
【コラム】 2012/04/02(月) 10:25
書名:『子どもを勉強好きにする20の方法』
著者:西村創(著)
出版社:WAVE出版
価格:1,470円(税込)
帰宅途中の駅前で塾通いの子どもとすれ違うことがある。子どもの多くは早朝の電車で学校に行き、帰宅してひと休みするか塾に直行だ。
学校と塾通いは大人のダブルワークのようなものだが、子どもたちは当然のようにそのスケジュールをこなしている。おなじ年頃の子どもを持つ知人によると、成績の良し悪しは塾の指導方針と家庭学習で決まり、学校の勉強は二の次とのこと。
昨今の塾がどのような学習方法をとっているか知る人は少ないと思うが、本書を読んで著者である塾講師のプロ意識と高度なテクニックに驚いた。
◇「長所と短所は表裏一体。長所も短所も、もとは同じです。ある特性が状況によって長所としてとらえられたり、逆に短所に見られたりするだけで、もとは一緒だと思いませんか。」
◇「叱り方にもコツがあります。最大のポイントは感情的にならないということ。感情的になってしまっては、それはもう「叱る」「さとす」ではなく「怒る」「キレる」であり、いい結果を生みません。……怒りたいときこそ、冷静に、が鉄則です。」
良質なビジネス書や自己啓発書に出会った感覚で読み進むと、第3章「子どもを変える塾講師のプロ技」では、子どものやる気を引き出す4つのスタイルとして、ティーチング(教える)、コーチング(導く)、カウンセリング(受け止める)、メンタリング(助言する)を詳しく解説。次々に披露されるプロのテクニックとロジックに思わず唸る。
◇「アメとムチは「やる気」の敵。…「やる気」の源である「好奇心」はどの子どもの中にももともとあるものです。でも、アメで好奇心は溶けてしまい、ムチで砕けてしまうのです。」
◇「子どもにむける最悪の言葉、それは「勉強しなさい!」です。」
◇「覚えて、忘れる。これを繰り返すことで、覚えている(正確にはすぐ思いたせることのできる)期間が長くなっていくのです。「忘れる」ことで初めて「覚え直す」ことができるので、やはり忘れるということは必要な工程です。」
著者の西村創さんは「子どものやる気を引き出すためにはどうすればいいのか」をひたすら探求している塾講師で、2000人以上の生徒に接して得られたプロ技を伝授するのがこの本。構成はひたすら子どもの「やる気」を引き出す本で「自分の感情優先」から「子どもの感情を優先」が新鮮。誰もが実行できる20のアプローチが収められている。(編集担当:前野晴男)
【主な目次】
第1章 子どもの感情を優先する新法則(「好奇心」を「成功感」につなげる;「五本指」の心がけを忘れない ほか)
第2章 勉強意欲を伸ばす力・見守る力(子どものタイプ別に上手に叱ろう;答えを出すプロセスを大事にする ほか)
第3章 子どもを変える塾講師のプロ技(はじめの一言を工夫してみよう;「教える」から「導く」に変える ほか)
第4章 「勉強する子」の親の習慣(「親の覚悟」をしっかりと固める;やる気に先立つ目標を見つけさせる ほか)
2011年07月27日
子どもの大切な3つの権利
西日本新聞「くらし特報」に8回連載しました。タイトル名は「小さな胸の中に」です。改めて新聞は読み逃したという方のために「NPO法人にじいろCAP代表重永侑紀」の原稿を掲載いたします。この記事に託した気持ちは、子どもたちはどんなに小さな年齢であっても、聴くおとながいてくれればさまざまなことを語る力を持っているし、非常に社会を地上110センチのところからよく見ていることをお伝えしたく書きました。子どもは決して無力ではない、そう感じているのです。
「ねえ、みんなにはどんな大切な権利があると思う?」。そう聞くと、どの年代の子どもたちも生き生きと答えます。
「遅くまで起きている権利」とか「ゲームをし続ける権利」なんて言いません。
にじいろCAPが1996年4月に活動を始めてから、10万人以上の子どもたちに出したこの質問への回答は、「学校に行く権利」「学ぶ権利」「遊ぶ権利」「寝る権利」「家族と暮らす権利」「友だちをつくる権利」「誰かとつながる権利」「失敗する権利」「しゃべる権利」「運動する権利」…などです。
CAPでの子ども自身を対象としたワークショップ(体験型講義)では、その一つ一つの答えが尊重されます。
そして、私たちは、たくさんの権利の中でも特に子どもに大切な三つの権利を伝えます。「安心する権利」「自信を持つ権利」「自由に生きる権利」です。
誰もが嫌なことや怖いことをされたり、暴力を受けたりすると安心、自信、自由を奪われるからです。
誰一人として傷つけられて良い人はありません。特に子どもは、暴力を受けた時点から成長に大きな影響を受けてしまいます。
だからこそ、子どもに特に大切な三つの権利を伝えるのです。
「安心って誰といるとき?」「どこにいると安心?」と尋ねると、教室のあちこちから「家」「学校」「お母さん」「おじいちゃん」「おねえちゃん」「お父さん」などと声が上がります。
しかし、時折、周囲の友達が答えるさまを驚いたように見ている子どもがいます。
一緒にいて安心できる人が具体的に浮かばない、「安心」という言葉に実感が持てない子どももいるのです。
その様子も、また子どもからのメッセージなのです。私たちは、声になる声も、声にならない声も尊重していきます。
ある子どもが語ってくれました。「私は学校の方が安心だよ。だって家ではいっつも誰かが泣いているもの」と。また別の子は言います。「僕はいいんだ。でも弟や妹がたたかれたり蹴られたり、お母さんが泣いたりしているんだ。僕はお母さんを守ってあげられない。だから学校にいても家にいても安心、自信、自由な権利はないんだ」。
言葉を与えられるだけで、子どもたちは語りたいことを、語りたいように、語れるようになる―。この15年間の活動の中から実感したことです。
「ねえ、みんなにはどんな大切な権利があると思う?」。そう聞くと、どの年代の子どもたちも生き生きと答えます。
「遅くまで起きている権利」とか「ゲームをし続ける権利」なんて言いません。
にじいろCAPが1996年4月に活動を始めてから、10万人以上の子どもたちに出したこの質問への回答は、「学校に行く権利」「学ぶ権利」「遊ぶ権利」「寝る権利」「家族と暮らす権利」「友だちをつくる権利」「誰かとつながる権利」「失敗する権利」「しゃべる権利」「運動する権利」…などです。
CAPでの子ども自身を対象としたワークショップ(体験型講義)では、その一つ一つの答えが尊重されます。
そして、私たちは、たくさんの権利の中でも特に子どもに大切な三つの権利を伝えます。「安心する権利」「自信を持つ権利」「自由に生きる権利」です。
誰もが嫌なことや怖いことをされたり、暴力を受けたりすると安心、自信、自由を奪われるからです。
誰一人として傷つけられて良い人はありません。特に子どもは、暴力を受けた時点から成長に大きな影響を受けてしまいます。
だからこそ、子どもに特に大切な三つの権利を伝えるのです。
「安心って誰といるとき?」「どこにいると安心?」と尋ねると、教室のあちこちから「家」「学校」「お母さん」「おじいちゃん」「おねえちゃん」「お父さん」などと声が上がります。
しかし、時折、周囲の友達が答えるさまを驚いたように見ている子どもがいます。
一緒にいて安心できる人が具体的に浮かばない、「安心」という言葉に実感が持てない子どももいるのです。
その様子も、また子どもからのメッセージなのです。私たちは、声になる声も、声にならない声も尊重していきます。
ある子どもが語ってくれました。「私は学校の方が安心だよ。だって家ではいっつも誰かが泣いているもの」と。また別の子は言います。「僕はいいんだ。でも弟や妹がたたかれたり蹴られたり、お母さんが泣いたりしているんだ。僕はお母さんを守ってあげられない。だから学校にいても家にいても安心、自信、自由な権利はないんだ」。
言葉を与えられるだけで、子どもたちは語りたいことを、語りたいように、語れるようになる―。この15年間の活動の中から実感したことです。
2011年07月06日
こども園
. 子育て支援:幼保一体で「総合施設」創設…政府中間報告
幼保一体化のイメージ※無認可保育所のうち「こども園」に移ることができるのは国の基準を満たす場合 政府は6日、新たな子育て支援策「子ども・子育て新システム」に関する中間報告をまとめた。幼稚園が担う教育と、保育所の役割である保育を併せて提供する幼保一体化施設「総合施設」の創設が柱。一部を除き、総合施設への移行を望まない幼稚園や、0~2歳児対象の保育所も含め、名称を「こども園」に統一する。定員割れが進む幼稚園を保育所待機児童の受け皿とするほか、企業が運営する保育施設の参入も認めて保育の量の拡大を図り、待機児童の解消を目指す。
来年の通常国会への関連法案提出と13年度の施行を目指している。財源に想定する消費税の増税時期は不透明だ。
当初は幼稚園、保育所を全廃し、幼保を一体化した施設をこども園とする考えだった。だが、幼稚園団体の反発で幼稚園のままこども園に移ることも可能としたほか、大学付属など一部幼稚園はこども園への移行自体を不要とした。経済力のある親向けのいわゆる「ブランド幼稚園」はそのまま存続しそうだ。
さらに乳児受け入れに懸念を示す幼稚園側に配慮し総合施設には0~2歳児の預かりを義務づけず、0~2歳児対象の保育所は保育所のままこども園の指定を受ける。この結果「こども園」と呼ぶ対象は、総合施設と一部幼稚園・保育所のほか、企業や非営利組織(NPO)による保育施設となる。職員の配置など一定の基準を満たせば、無認可保育所もこども園に指定される。
各施設にバラバラに出している補助金は「こども園給付」に一本化する。こども園ではないが、保育士らが少人数の子どもを預かる「保育ママ」や、小規模施設も公費の給付対象とする。補助対象が広がり、現行と同水準の負担で幅広いサービスを受けられる。
政府の試算によると、新システム導入には15年時点で新たに1兆円超の公費を要する。うち0.7兆円は、税と社会保障の一体改革に伴う消費税増税分を充てる意向。一方、子ども手当を含む現行の関連費用(5.2兆円)は、国と地方、事業主の拠出と利用者負担で賄う。負担割合は結論を先送りした。【山崎友記子】
毎日新聞 2011年7月6日 11時55分(最終更新 7月6日 13時30分)
幼保一体化のイメージ※無認可保育所のうち「こども園」に移ることができるのは国の基準を満たす場合 政府は6日、新たな子育て支援策「子ども・子育て新システム」に関する中間報告をまとめた。幼稚園が担う教育と、保育所の役割である保育を併せて提供する幼保一体化施設「総合施設」の創設が柱。一部を除き、総合施設への移行を望まない幼稚園や、0~2歳児対象の保育所も含め、名称を「こども園」に統一する。定員割れが進む幼稚園を保育所待機児童の受け皿とするほか、企業が運営する保育施設の参入も認めて保育の量の拡大を図り、待機児童の解消を目指す。
来年の通常国会への関連法案提出と13年度の施行を目指している。財源に想定する消費税の増税時期は不透明だ。
当初は幼稚園、保育所を全廃し、幼保を一体化した施設をこども園とする考えだった。だが、幼稚園団体の反発で幼稚園のままこども園に移ることも可能としたほか、大学付属など一部幼稚園はこども園への移行自体を不要とした。経済力のある親向けのいわゆる「ブランド幼稚園」はそのまま存続しそうだ。
さらに乳児受け入れに懸念を示す幼稚園側に配慮し総合施設には0~2歳児の預かりを義務づけず、0~2歳児対象の保育所は保育所のままこども園の指定を受ける。この結果「こども園」と呼ぶ対象は、総合施設と一部幼稚園・保育所のほか、企業や非営利組織(NPO)による保育施設となる。職員の配置など一定の基準を満たせば、無認可保育所もこども園に指定される。
各施設にバラバラに出している補助金は「こども園給付」に一本化する。こども園ではないが、保育士らが少人数の子どもを預かる「保育ママ」や、小規模施設も公費の給付対象とする。補助対象が広がり、現行と同水準の負担で幅広いサービスを受けられる。
政府の試算によると、新システム導入には15年時点で新たに1兆円超の公費を要する。うち0.7兆円は、税と社会保障の一体改革に伴う消費税増税分を充てる意向。一方、子ども手当を含む現行の関連費用(5.2兆円)は、国と地方、事業主の拠出と利用者負担で賄う。負担割合は結論を先送りした。【山崎友記子】
毎日新聞 2011年7月6日 11時55分(最終更新 7月6日 13時30分)
2011年07月06日
娘の幸せな顔
娘が彼氏を連れてきました。
ごあいさつを!と彼氏が我が家にやってきました。
兄よりも年上の彼氏がきました。
彼氏の横にすわっている娘がとろけるような笑顔をしていました
相当、幸せそうな顔をしています
そんな娘の顔を見たら、親として、言いようのない幸せな気持ちになりました。
そして、彼氏にものすご~~く感謝したい気持ちになりました。
若い人が幸せな表情をしている姿をみるだけで
こんなに幸せな気持ちにさせてもらえるなんて
もっと私たちは、小さな人や 若い人が 幸せな表情でいられるように
力を注がなくっちゃ!!と 心から思いました。
あんなに悪戦苦闘していた娘ですが・・・・・・
特定の誰かに必要とされている「認められ感」が
あなたを強く賢くするのですね・・・(#^.^#)
とにかく今の幸せな気持ちを 思いっきり十分に味わってほしいと思います。
大きくなった子どもたちが
この社会の一員として、誰かを支えている姿に
親は涙がとまらないほどの誇りと、うれしさを感じます。
だれに感謝したらいいんだろ?
感謝したい人が山のようにいるから・・・
この場をお借りして、ありがとう!!
ごあいさつを!と彼氏が我が家にやってきました。
兄よりも年上の彼氏がきました。
彼氏の横にすわっている娘がとろけるような笑顔をしていました
相当、幸せそうな顔をしています
そんな娘の顔を見たら、親として、言いようのない幸せな気持ちになりました。
そして、彼氏にものすご~~く感謝したい気持ちになりました。
若い人が幸せな表情をしている姿をみるだけで
こんなに幸せな気持ちにさせてもらえるなんて
もっと私たちは、小さな人や 若い人が 幸せな表情でいられるように
力を注がなくっちゃ!!と 心から思いました。
あんなに悪戦苦闘していた娘ですが・・・・・・
特定の誰かに必要とされている「認められ感」が
あなたを強く賢くするのですね・・・(#^.^#)
とにかく今の幸せな気持ちを 思いっきり十分に味わってほしいと思います。
大きくなった子どもたちが
この社会の一員として、誰かを支えている姿に
親は涙がとまらないほどの誇りと、うれしさを感じます。
だれに感謝したらいいんだろ?
感謝したい人が山のようにいるから・・・
この場をお借りして、ありがとう!!
2011年07月03日
宿題を済ませてから遊びましょうね(;一_一)
子どもの語る力に魅せられて早、15年がたち16年目の活動です。
年間約6000人の子どもたちと話をしていると、何とも言えない魅力を感じます。
かれらの見えている世界は、私たちが見えている世界と違うことも多いです。
身長110センチの子どもから見える私たち「おとな」はどんなふうに見えるのでしょうか?
私たちの手の大きさは、幼児期の子どもたちには、どれほど大きく感じるのでしょうか?
思春期の子どもたちには、私たち「おとな」のやっていることと言っていることの矛盾が
どんなふうに見えているのでしょうか?
「わが子に(担任をしている子どもたち)に、どんなおとなになってほしいと
望んでいますか?」という質問を保護者や教職員の方々にぶつけてみるとさまざまです。
・メリハリのつけられる人間になってほしい
・人の気持ちがわかる人になってほしい
・自分で何でもできる人になってほしい
・人の痛みがわかる人になってほしい
・犯罪を犯さない人間になってほしい
・思いやりのある人間になってほしい
・きちんとあいさつのできる人になってほしい
・コミュニケーションが上手な人間になってほしい
・健康でいてほしい
・自立したおとなになってほしい
・きちんと働ける人間になってほしい
・グローバルな人間になってほしい などなど たくさんの希望が出てきます。
私たち「おとな」は、子どもたちに望むだけでなく
子どもたちがなりたい人間になれるために、どんな「おとなの義務」を果たせているのでしょうか?
人に望むだけ望んで
自分は何も動かない、自分を変化させようとしないのは
宿題もせずに遊びほうけているのと同じですよね
私たちは子どもたちに「宿題を済ませてから、遊びなさい」と言っていませんか?
子どもには我慢をしろ!と言いながら、自分は抑えきれない感情を、弱い立場の子どもに叩いてぶつけるってどういうこと
そのくらいのことは自分でしなさい!って、わずか数年しか生きていない子どもには言うのに、自分は「わたしはできませんから」「そんなの苦手ですから」と開きなおるのはどういうこと
「うちの子、何回言ってもわからないんです」と何度も同じやり方しかしていないで文句言っているのはどういうこと
子どもたちが自由に遊びほうけるのは、人間が生きていくのにどうしても必要な時間であり、体を成長させるのにどうしても必要なことなのに、スポーツで勝負させることで遊ばせてあげている気持ちになって、自分たちだけいい気分になっている、ってどういうこと? 人の気持ちを考えろって言っているのに、自分らは自分の気持ちや自分の爽快感だけを優先させるってどういうこと?
いじめはダメだよ!
弱い者いじめはダメだよ!
言い訳するな!と言っているのに
自分たちは、国債を次に大人になる人たちに押し付けて、自分たちの豊かさは手放したくないって
どういうこと? 言い訳言えるの? 言い訳さえできたら何をやってもいいの?
どんなに苦しかろうが、つらかろうが、小さな人たちにはやせ我慢をしてみせてでも
先行きの不安をぶつけないのが、おとなのカッコよさじゃないの?
どうしても避けては通れない難題があるときには、
先に小さな人たちを通してあげるのが おとなじゃないの?
せめて、難題を解決してあげられなかったことを謝るのがおとなじゃないの?
おとなの勝手さに気づきながらも、「結構、一生懸命やってくれているし」と
大目に見ている子どもたちです。
時折、それっておかしいじゃん!!と意思表明をしてくれる子どもに
「反抗期呼ばわり」して「おとなにそんな口のきき方をするなんて100年早い!!」なんて
一生口きくなと言わんばかりの口封じって、公平なことなの?
きっと子どもだから見えるものや、感じるものがあるはずなんです。
子どもの目や耳や口を、おとなの大きな手で塞がないで
さあ・・・あなたの大きな手を、雄弁な口を、そして立派な耳を、
子どもがおおらかに生きていけるようにするために使ってください。
子どもに安心感を与えるような言葉を発信するために、その雄弁さを使ってください。
子どもが何を考え、何に困っているのかを聴くために、立派な耳を使ってください。
おとなたちよ、宿題をしてから遊びましょうね
やることはやってから、人の要求しましょう……。
年間約6000人の子どもたちと話をしていると、何とも言えない魅力を感じます。
かれらの見えている世界は、私たちが見えている世界と違うことも多いです。
身長110センチの子どもから見える私たち「おとな」はどんなふうに見えるのでしょうか?
私たちの手の大きさは、幼児期の子どもたちには、どれほど大きく感じるのでしょうか?
思春期の子どもたちには、私たち「おとな」のやっていることと言っていることの矛盾が
どんなふうに見えているのでしょうか?
「わが子に(担任をしている子どもたち)に、どんなおとなになってほしいと
望んでいますか?」という質問を保護者や教職員の方々にぶつけてみるとさまざまです。
・メリハリのつけられる人間になってほしい
・人の気持ちがわかる人になってほしい
・自分で何でもできる人になってほしい
・人の痛みがわかる人になってほしい
・犯罪を犯さない人間になってほしい
・思いやりのある人間になってほしい
・きちんとあいさつのできる人になってほしい
・コミュニケーションが上手な人間になってほしい
・健康でいてほしい
・自立したおとなになってほしい
・きちんと働ける人間になってほしい
・グローバルな人間になってほしい などなど たくさんの希望が出てきます。
私たち「おとな」は、子どもたちに望むだけでなく
子どもたちがなりたい人間になれるために、どんな「おとなの義務」を果たせているのでしょうか?
人に望むだけ望んで
自分は何も動かない、自分を変化させようとしないのは
宿題もせずに遊びほうけているのと同じですよね
私たちは子どもたちに「宿題を済ませてから、遊びなさい」と言っていませんか?
子どもには我慢をしろ!と言いながら、自分は抑えきれない感情を、弱い立場の子どもに叩いてぶつけるってどういうこと
そのくらいのことは自分でしなさい!って、わずか数年しか生きていない子どもには言うのに、自分は「わたしはできませんから」「そんなの苦手ですから」と開きなおるのはどういうこと
「うちの子、何回言ってもわからないんです」と何度も同じやり方しかしていないで文句言っているのはどういうこと
子どもたちが自由に遊びほうけるのは、人間が生きていくのにどうしても必要な時間であり、体を成長させるのにどうしても必要なことなのに、スポーツで勝負させることで遊ばせてあげている気持ちになって、自分たちだけいい気分になっている、ってどういうこと? 人の気持ちを考えろって言っているのに、自分らは自分の気持ちや自分の爽快感だけを優先させるってどういうこと?
いじめはダメだよ!
弱い者いじめはダメだよ!
言い訳するな!と言っているのに
自分たちは、国債を次に大人になる人たちに押し付けて、自分たちの豊かさは手放したくないって
どういうこと? 言い訳言えるの? 言い訳さえできたら何をやってもいいの?
どんなに苦しかろうが、つらかろうが、小さな人たちにはやせ我慢をしてみせてでも
先行きの不安をぶつけないのが、おとなのカッコよさじゃないの?
どうしても避けては通れない難題があるときには、
先に小さな人たちを通してあげるのが おとなじゃないの?
せめて、難題を解決してあげられなかったことを謝るのがおとなじゃないの?
おとなの勝手さに気づきながらも、「結構、一生懸命やってくれているし」と
大目に見ている子どもたちです。
時折、それっておかしいじゃん!!と意思表明をしてくれる子どもに
「反抗期呼ばわり」して「おとなにそんな口のきき方をするなんて100年早い!!」なんて
一生口きくなと言わんばかりの口封じって、公平なことなの?
きっと子どもだから見えるものや、感じるものがあるはずなんです。
子どもの目や耳や口を、おとなの大きな手で塞がないで
さあ・・・あなたの大きな手を、雄弁な口を、そして立派な耳を、
子どもがおおらかに生きていけるようにするために使ってください。
子どもに安心感を与えるような言葉を発信するために、その雄弁さを使ってください。
子どもが何を考え、何に困っているのかを聴くために、立派な耳を使ってください。
おとなたちよ、宿題をしてから遊びましょうね
やることはやってから、人の要求しましょう……。
2010年12月28日
みんな来てね!!
■■■NPO法人にじいろCAPからのお知らせです■■■
“虐待防止のエキスパートが久留米にやってくる!!”
-----------------------
|子ども理解を深めるための連続講座 |
|子どもの笑顔あふれるまちづくりIN KURUME |
-----------------------
【第1弾】1月15日(土)14:00-16:00
杉山 登志郎氏 会場 石橋文化センター 共同ホール (参加費無料・託児は5日前までに申し込み)
「子ども虐待と情緒障害」発達障害という名前をつけることで支援のネットワークからこぼれがちになる子どもを、原因が発達障害であれ、虐待であれ問題は「情緒障害」をどう支援するかだ!という視点で虐待支援と医療の関係をわかりやすく講演していただきます。
本年9月まであいち小児保健医療総合センターの心療科部長兼保健センター長。同年10月1日からは浜松医科大学教授。日本における高機能自閉症やアスペルガー症候群などの発達障害の権威の一人。子ども虐待と発達障害についての著書も多い。久留米大学医学部卒業。主催:NPO法人にじいろCAP 共催:福岡県久留米児童相談所・久留米市・親と子のこころの対話研究会
【第2弾】2月11日(金) 14:00-16:00
西澤 哲氏 会場 石橋文化センター 共同ホール (参加費無料・託児は5日前までに申し込み)
「ネットワークからこぼれる瞬間(とき) ~虐待死事例から学ぶ~ 」 一人の子どもの虐待死を無駄にしないためにも、事例を見つめ続けることにより多くのことを学び改善を続ける義務が私たちにはあります。虐待死事例から学ぶ方法を学びましょう。
山梨県立大学教授。1957年、神戸市生まれ。仙台の情緒障害児短期治療施設勤務時代に「虐待を受けた子ども」とかかわったのをきっかけに心理治療に取り組むようになり、サンフランシスコ州立大学教育学部カウンセリング学科修了。虐待などでトラウマを受けた子どもの心理臨床活動を多く行っている。
主催:久留米児童相談所 共催: 久留米市・NPO法人にじいろCAP・親と子のこころの対話研究会
【第3弾】2月26日(土)14:00-16:00
野坂 祐子氏 会場 えーるピア 視聴覚ホール (参加費無料・託児は5日前までに申し込み)
「性暴力防止に果たす学校の役割」
数多く発生しているにも関われず、表面化しにくい性暴力。学校が性暴力を防止に取り組むことがおのずと虐待やいじめの発見や防止に大きな役割を果たすことになることを教えていただきます。
大阪教育大学学校危機メンタルサポートセンター准教授。 臨床心理士。性暴力被害によるトラウマ反応について研究。「学校危機メンタルサポートセンター」とは、附属池田小学校事件の被害者など学校危機による被害者の精神的支援/学校危機と安全に関する予防及び支援の実践と研究心的外傷を受けた児童・生徒の心理教育及び心のケアの実践と研究を目的に設置されました。主催:NPO法人にじいろCAP 共催:福岡県久留米児童相談所・久留米市・親と子のこころの対話研究会
■■■■■■■■■■■■■■■■■
問合せ先:NPO法人にじいろCAP
〒830-0037久留米市諏訪野町1926-1-506
E-mail cap2416@sa3.so-net.ne.jp
電話 090-1921-7023
http:www.niji-cap.html.tv/top.htm
すべての子どもに安心・自信・自由を!
■■■■■■■■■■■■■■■■■
“虐待防止のエキスパートが久留米にやってくる!!”
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|子ども理解を深めるための連続講座 |
|子どもの笑顔あふれるまちづくりIN KURUME |
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【第1弾】1月15日(土)14:00-16:00
杉山 登志郎氏 会場 石橋文化センター 共同ホール (参加費無料・託児は5日前までに申し込み)
「子ども虐待と情緒障害」発達障害という名前をつけることで支援のネットワークからこぼれがちになる子どもを、原因が発達障害であれ、虐待であれ問題は「情緒障害」をどう支援するかだ!という視点で虐待支援と医療の関係をわかりやすく講演していただきます。
本年9月まであいち小児保健医療総合センターの心療科部長兼保健センター長。同年10月1日からは浜松医科大学教授。日本における高機能自閉症やアスペルガー症候群などの発達障害の権威の一人。子ども虐待と発達障害についての著書も多い。久留米大学医学部卒業。主催:NPO法人にじいろCAP 共催:福岡県久留米児童相談所・久留米市・親と子のこころの対話研究会
【第2弾】2月11日(金) 14:00-16:00
西澤 哲氏 会場 石橋文化センター 共同ホール (参加費無料・託児は5日前までに申し込み)
「ネットワークからこぼれる瞬間(とき) ~虐待死事例から学ぶ~ 」 一人の子どもの虐待死を無駄にしないためにも、事例を見つめ続けることにより多くのことを学び改善を続ける義務が私たちにはあります。虐待死事例から学ぶ方法を学びましょう。
山梨県立大学教授。1957年、神戸市生まれ。仙台の情緒障害児短期治療施設勤務時代に「虐待を受けた子ども」とかかわったのをきっかけに心理治療に取り組むようになり、サンフランシスコ州立大学教育学部カウンセリング学科修了。虐待などでトラウマを受けた子どもの心理臨床活動を多く行っている。
主催:久留米児童相談所 共催: 久留米市・NPO法人にじいろCAP・親と子のこころの対話研究会
【第3弾】2月26日(土)14:00-16:00
野坂 祐子氏 会場 えーるピア 視聴覚ホール (参加費無料・託児は5日前までに申し込み)
「性暴力防止に果たす学校の役割」
数多く発生しているにも関われず、表面化しにくい性暴力。学校が性暴力を防止に取り組むことがおのずと虐待やいじめの発見や防止に大きな役割を果たすことになることを教えていただきます。
大阪教育大学学校危機メンタルサポートセンター准教授。 臨床心理士。性暴力被害によるトラウマ反応について研究。「学校危機メンタルサポートセンター」とは、附属池田小学校事件の被害者など学校危機による被害者の精神的支援/学校危機と安全に関する予防及び支援の実践と研究心的外傷を受けた児童・生徒の心理教育及び心のケアの実践と研究を目的に設置されました。主催:NPO法人にじいろCAP 共催:福岡県久留米児童相談所・久留米市・親と子のこころの対話研究会
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問合せ先:NPO法人にじいろCAP
〒830-0037久留米市諏訪野町1926-1-506
E-mail cap2416@sa3.so-net.ne.jp
電話 090-1921-7023
http:www.niji-cap.html.tv/top.htm
すべての子どもに安心・自信・自由を!
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2010年11月24日
久留米市との協働事業「CASーKサポーターズ養成講座」
2010年12月4日(土) 5日(日)二日間10時ー17時です!
10:00~17:00 CAS-Kサポーター養成講座【1日目】
『みんなで子育て・のびのび子育て・たたかず子育て』
―― こんな子育て文化を久留米市につくっていく仲間になりませんか? ――
この事業は、現在久留米市において、医療・教育・福祉など様々な場所で子育て支援に関わっている方々、今後関わろうと思っている方々を対象に、「子どものアタッチメント形成の支援」という考え方を共有できる子育てサポーターを養成し、子育て関係者のネットワーク作りを目指すものです。
※昨年度、提案公募型協働モデル事業に採用されたもので、好評のため引き続き今年度も実施するものです。
■講座の予定 (どちらかを受講してください) ※受講料は無料です
第1期 平成22年12月4日(土)、5日(日)
第2期 平成23年1月20日(木)、21日(金)
時間 内 容
≪1日目≫
10:00~17:00
(6時間) ・ 「みんなで子育て」(子育ての孤立を防ぐ)
・ アタッチメントで「のびのび子育て」
(「ねばならない」子育てからの解放)
・ アタッチメントの発達
・ アタッチメントを促すもの
・ アタッチメントを阻むもの
≪2日目≫
10:00~17:00
(6時間) ・ 「たたかず子育て」(他律から自律へ)
体罰としつけについて
・ わたしにできること
話の聴き方
虐待予防の第一歩 『ちょっとミーティング』
「なんだか気になる」…支援の現場で感じる
ちょっとした違和感を仲間と共有しましょう
・ あなたも大切な人(セルフケアのすすめ)
※原則として、2日間とも受講できる方に限ります(第1期の1日目と第2期の2日目の受講も可)。
※2日間の講座を修了された方には、「CAS-K子育てサポーター修了証」をお渡しします。
■申し込み締め切り
第1期 平成22年11月26日(金) 第2期 平成23年1月14日(金)
■実施場所
久留米市役所3階 305会議室
■主催者:久留米市 / 実施者:NPO法人 にじいろCAP
10:00~17:00 CAS-Kサポーター養成講座【1日目】
『みんなで子育て・のびのび子育て・たたかず子育て』
―― こんな子育て文化を久留米市につくっていく仲間になりませんか? ――
この事業は、現在久留米市において、医療・教育・福祉など様々な場所で子育て支援に関わっている方々、今後関わろうと思っている方々を対象に、「子どものアタッチメント形成の支援」という考え方を共有できる子育てサポーターを養成し、子育て関係者のネットワーク作りを目指すものです。
※昨年度、提案公募型協働モデル事業に採用されたもので、好評のため引き続き今年度も実施するものです。
■講座の予定 (どちらかを受講してください) ※受講料は無料です
第1期 平成22年12月4日(土)、5日(日)
第2期 平成23年1月20日(木)、21日(金)
時間 内 容
≪1日目≫
10:00~17:00
(6時間) ・ 「みんなで子育て」(子育ての孤立を防ぐ)
・ アタッチメントで「のびのび子育て」
(「ねばならない」子育てからの解放)
・ アタッチメントの発達
・ アタッチメントを促すもの
・ アタッチメントを阻むもの
≪2日目≫
10:00~17:00
(6時間) ・ 「たたかず子育て」(他律から自律へ)
体罰としつけについて
・ わたしにできること
話の聴き方
虐待予防の第一歩 『ちょっとミーティング』
「なんだか気になる」…支援の現場で感じる
ちょっとした違和感を仲間と共有しましょう
・ あなたも大切な人(セルフケアのすすめ)
※原則として、2日間とも受講できる方に限ります(第1期の1日目と第2期の2日目の受講も可)。
※2日間の講座を修了された方には、「CAS-K子育てサポーター修了証」をお渡しします。
■申し込み締め切り
第1期 平成22年11月26日(金) 第2期 平成23年1月14日(金)
■実施場所
久留米市役所3階 305会議室
■主催者:久留米市 / 実施者:NPO法人 にじいろCAP
2010年05月26日
1年生
1年生のワークショップに行くと、いつも感じることがあります。
それは、1年生は「まだ」1年生ということです。
なのに、「もう1年生」ということで、子どもらは、突き放されている気がしています。
1年生なりに緊張して学校生活をしているから、ちょっと認められたいと思っていますし、ちょっとヨシヨシってハグハグされたいし、うれしそうに話を聞いてもらいたいって思っています。そんなに大層にかまってほしいのではなく、ちょっと見てほしい・ちょっとわかってほしい・ちょっとエライね!って言われたいのです。それが成長のための充電なのですから。言葉や温かさという影響も子どもたちには必要なのです。
親もいっぱいいっぱいになることもわかりますが、少しだけ、やせ我慢して子どもたちに充電してください。そのほうは、親にとっても充電になるものなのですよ。実際に子どもに読み聞かせなどをすると、読んでいるおとなにも情緒を沈める作用になるのみたいですしね!
もう1つ!! 私たち世代から見ると、お母さんもお父さんたちも、かわいい
お母さんや、お父さんたちにも、まわりの人たちが、いろんな「かまい方」をしてほしいです。
人生長いんですから・・・互いにゆっくり成長していきましょうね!!
タグ :子育て