2012年02月01日

女性解放運動・子どもの権利擁護

最近、思うに……

女性や子どもが、女性というだけで
子どもというだけで、差別を受ける、暴力を受ける、暴力を受けても小さく見積もられたり、
なかったことにされたりって理不尽だ!と、18世紀以来、リベラルフェミニズム・ラディカルフェミニズムと多くの人たちが、理不尽なものに運動を起こしてきました。

何を言いたいか、と言いますと……

わたしの周りにいる人たちだけ見ても、
いつの間にか、親の介護や、自分が介護される立場になった時のために
働いたり、活動をしたり、し始めるわけです。

数十年前だったら、子どものことというとPTA活動など
各地で盛んに行われたいましたし、
母親と女性教師の会などは第二次世界大戦に子どもたちを
自ら送り出したことへの痛手から、二度と子どもたちを
戦争に送り出すまい、と各地で人たちが熱心に活動をしていました。

ところが、今は子育て世代は非常に孤立をしています。
おまけに専業主婦は少ないし、専業主婦も忙しいし、
さらには、子どもの人数が少ないですから
子どものことに携わっている人たちが少ない。

さらにさらに、子どものことに携わっていた人たちが
だんだんと、介護のことをやりだす時代です。

上野千鶴子さんも「おひとりさま」の時代
落合恵子さんも女性センターに呼ばれてたくさんの集客効果をお持ちですが
話す内容は、お母様の介護から得られたお話。
その話はすばらしいものですが、女性運動=介護の話に終わっていいのでしょうか?

いつになったら、人間という人生の「初めの段階」は、子ども時代だと
みんなは気づいてくれるのでしょうか?

ずっと「おとな」だったような気になって、みんなが介護のことを
気にして生きているような気になってしまっているんじゃないかな?
と少々、気をもんでいます、わたし。

おそらく自らも親の介護や、パートナーの介護に時間を割かれることが
もう、そこまで来ていることはわかっているんです。
それでも介護は社会化されました(十分じゃないけど)。

でもね、介護するのも、介護の必要な費用を負担するのも
今を生きている子どもたちですよ。

思うように生きて、子どもたちに借金だけ残すような
時代にならないようにしたいな~と

私は死にゆくその日まで、子どもの権利擁護に
私、という存在をかけたいと誓うのでありました。



Posted by にじ at 20:59│Comments(0)
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