2012年02月29日

ボヤキ

春を目前にしての雪景色
寒いけれども、暖かい日がもうすぐそこにまで来ている喜びも感じますicon48

私たち「NPO法人にじいろCAP」がやっている仕事は、形になって見えるものを生産しているわけではないので、時々、わけもなく『こんなことをやっていても世の中がわかるわけじゃないし』とか、『自分たちがやらなくても~』という弱気な気持ちになることもありますicon03

でも、そのたびに10年前と比べてみて考え直すことにしています。
活動を始めた頃には、「虐待なんてこの辺りには関係がありません」「子どもに人権なんて言うとワガママになるだけ」とか「親の問題だから~」とか言われていたものです。

そのころを思えば、まだまだとは言うものの随分と進んだと思います。虐待はどこにもあるもの、と認知されました。それはいじめもまた同じです。

各市区町村で行われる人権講座に、高齢者や障がい者、部落差別の問題、女性問題はあっても、子どもというテーマは以前はあまりありませんでした。

長い歴史の中で生まれた問題を、自分がちょっと実践したからといって「誰もわかってくれない」となげいてみたり、憂いてみたりってかなりおこがましい気がします。

私が持っている石を1つ1つ運んでいるうちに、何かができるのかもしれませんし、できないのかもしれません。それでも何かを作ろうと運び続けることだろうし、ともに運んでくれる仲間をつくっていくことなのかな~と思います。

焦りすぎてもいけないし、急がないのも子どもたちに申し訳ないし。

そんなことをツラツラと考える4年に1度のうるう年29日でしたicon123



Posted by にじ at 17:11│Comments(0)
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