5月22日(土曜日)・・・

にじ

2010年05月23日 09:12



福岡市「福岡国際会議場」で、第52回"日本小児神経学会”が行われました。 
わが「にじいろCAP」の理事でもある山下裕史朗先生(准教授)が所属する
「久留米大学小児科」のドクター方が超多忙なスケジュールの中、主催者となり開催されていました。 
その展示会場で、にじいろCAPの展示もさせていただきました!!

他の展示はさまざまな発達障害や、
まだまだ治療が進んでいない患者数がすくない小児病などへの理解を求めるものばかりでした。
そんな中で、にじいろCAPが「人権」「暴力」「エンパワメント」というワードで訴える展示は、
ちょっとつながりを感じにくいのではないか?と不安になりました。

しかし、CAPプログラムが訴えるものこそが、
この小児神経学会に足を運ばれるドクター方に一番、わかっていただきたいことでした。

理解してもらえないことで起こる子どもたちへの 
「かわいそう」という同情・・・ 
「面倒くさい」・・・ 
「なんかヘン」・・・という

彼らが学校で地域で受ける態度は、
本当に、子どもたちの自尊感情を傷つけていきます。 

彼らが持っている症状も含めて、
彼らのパワーであるはずなのに、
その症状や病気を自己否定しなければならない環境は、
どうしても防ぎたいと思います。

すべての子どもたちが「生まれてきてよかった」と思えるためには、
やはり、「よき理解者」「よき友人」が必要です。

そのためには、子どもたちが住む地域文化に働きかけていく必要がどうしても、あります。
そこにCAPプログラムが 橋渡しをできると思うのです。

ADHD ADD LD アスペルガー症候群 レット症候群 トゥレット症候群 もやもや病 ・・・・・たくさんの病気や症状を抱えている子どもたちが、「私は大切な人!」と 感じられる生活・日常生活のためには、学校・家庭・地域に働きかけていくことが大事なはずです。

親だけで育てられません。 
かれらのそれぞれの「個性」というパワーを 大事にしたいものです。