子どもの発達障害と情緒障害

にじ

2010年06月19日 03:24



この本をみなさんに、ご紹介します。

ADHDや アスペルガー症候群や、LDなど子どもの発達障害には
多くの注目が寄せられますが、実は、情緒障害は忘れられガチです。

リンクはしているものも多いですが、こじれた状態が問題です。


そもそも障害という言葉は、英語のdisorderを訳した言葉です。
disとは、乱れた orderとは、秩序とか決まり
つまり、決まりが乱れているとか、凸凹とか、なあんか上手くいっていないとか
という意味です。

それも、定型発達という その時代に社会が求めている発達した姿から想定したdisorder
という意味です。

定型発達そのものが、平均という意味でもないし、普通という意味でもないです。
マジョリティという意味でもありません。

ですから、同じ子どもが どこの社会に属しているかで、disorderになるか
ならないかが、変化してしまうということです。


私が子ども時代には、いろんなタイプの個性的なともだちが いっぱいいましたが、
おとなたちは、さほど、困っていませんでした。


私自身、小学校3年生の頃、チョークで道端に絵を描くことにハマッていました。
後先考えずに、先生たちの教具室からチョークを一箱抱えて帰って、
家路まで2kmほど、絵を描き続けて帰っていました。

夏休みは朝から夕方まで一日中、水道出しっぱなしで、
ホースで水遊びをしていました。
指で水をふれる感触が楽しかったです。

それでも、私はおとなしく一人で遊んでくれる育てやすい子、と
親が見てくれていましたから、ほめられることはあっても
叱られることはありませんでした(笑)。

その子の行動を、どう見るかは、医療現場でどんな診断名をもらうかよりも
重要なことも多いと私は、思うのであります。

ちょっと考えてみませんか?

幼稚園・保育園・小中学校の先生方には1冊、必須の1冊になさってみてくださいね