親を慕う子どもの気持ち・・・

にじ

2010年06月25日 23:36

1997年から、わたしは毎日のように子どもたちに50~90人くらいの子どもたちに接しています。
ただ、接するだけでなく、子どもたちに「安心・自信・自由の権利がある大切な存在なんだよ」と伝えてから、お話をしています。

たくさんの子どもたちの率直な気持ちを聴いてきました。

子どもたちは、親が思う以上に親を愛して愛して愛しています。
親に認められたいばっかりに、どれほど、小さな胸を痛めていることか・・・

親にだって、いろんな言い分があることは、わかります。

ただ、子どもたちが親を慕う気持ちは、そんな言い分なんて吹っ飛ばすくらいの勢いで深く強いものです。

もっともっと、子どもたちの発達を知って、かれらの深く強い気持ちを、知ってほしいと願ってやみません。

ある日、前日にワークショップを受けた小学生が私たちが学校に到着するのを待っていました。 彼に気が付いて「あら?」と声をかけると帽子をとって「昨日はいろいろ教えてくださってありがとうございました。」と一礼をしました。 「昨日は、ご家族にCAPにお話をすることできましたか?」という私の質問に対して・・・
「はい! 自分は家族に大切にされているんだと思えて、安心・自信・自由になりました。うれしかったです。」と。本当にうれしそうでした。・・・さぁ~この子は何年生だと思いますか? 上級生ではありませんよ。彼は、心配をしていました。いつも「もっと頑張れ!」と叱られ、叩かれて気合を入れられて、「自分は親が望む子どもではないではないから、嫌われているのではないか?!」と。 そのことを相談してくれたので、いっしょに考えたんです。家に帰って、自分の気持ちを親に話せたんでしょうね・・・。 うれしい報告でした。もっともっと、彼らの深く強い思いを先生方やおうちの方に知ってほしいし、思いもよらぬところで彼らは引っかかって前進できなくなっているのかを・・・知ってほしいし、大切に思っていることや、彼らにもつらい気持ちがあることを知っていただきたいものです。