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2010年08月31日

我が家の新しい家族

我が家にひょんなきっかけで訪れたワンコです。

ひょんなキッカケだったけど、かなり、縁のあっての出会いでした。



彼女が私たちに教えてくれたことは、

援助や支援に従事する人たちの姿勢でした。

「誰かを支える」という「支えられ方」がある、ということでした。

誰かを支えているつもりが、実は大いに支えられているということ。

ただし、このことを「意識」することが大事です。

なんとなく思っているだけでは、罠にはまります。

人は支えてやっている気持ちに簡単になっちゃうからです。

つい、援助者は思い通りに事が進まないと文句を本気で言っちゃいます。

こんなにしてやっているのに・・・

恩を仇で返して・・・などなど。

いやいや、してやっている感を持たせてもらっている訳でして。

支えられているのは誰か?

人間関係は常に相互作用。それを忘れてしまう力関係、という罠。

親への恩返しは、すでに育てているときにもらっているものです。

親から受けた恩は、子どもたちは次の世代に送ればよいのです。

恩は恩送りであり、恩贈りです。

もらえると思うな、恩返し!!

親(おとな)は十分すぎるほど、豊かな経験を子どもたちから頂戴したはずです!感謝!  


Posted by にじ at 07:28Comments(0)

2010年08月24日

虐待の連鎖・暴力の連鎖を断ち切る

よく虐待のことを人にお話をするチャンスをもつと、「虐待は連鎖するから」ということを懸念されます。

それって本当?・・・と考えたことはありますか?

子ども時代に虐待を受けた保護者が、自分が子育てをする保護者側になって虐待をくり返すということは35%±5程度です。実際には7割近くの人たちが、自分が過去に経験した虐待をくり返したりはしません。

ただし、児童相談所や、精神科医さんなどのように現在、虐待をしてしまっている保護者さんのケアを受け持っている人たちは、その人たちから過去の体験を直接、お聞きになるので、あたかもすべての虐待を受けた体験のある人が虐待をしてしまうと感じてしまわれるようです。

ここで問題なのは、矢印の方向です。子ども時代の虐待を受けた体験の人が、虐待をする側になる確率は35%±5にすぎない! この35%の人たちの過去をさかのぼって、子ども時代をふり返ると虐待を受けた体験があるということです。

この違いを安易に並べると、たくさんの人たちを不安に陥れることになります。
人間は、人に語りたくないような体験もしますが、その体験を受け止めてもらえる体験もまたするのです。

暴力は人を遠ざけてしまう影響があります。
それゆえに、暴力を受けただけで人は孤立してしまいやすいのです。
だからこそ、暴力を受けたと思われる人の中にある孤立感に寄り添って、「あなたは一人じゃない」「あなたは暴力を受けていい存在なんかじゃない」ときっぱりと、毅然と言える人間でいたい、そう私は思うのです。

  


Posted by にじ at 16:49Comments(0)

2010年08月10日

虐待死ゼロのまちをめざして・・・に参加して

今日は、福岡市エルガーラホール大ホールにて、子ども虐待防止シンポジウム「虐待死ゼロのまちをめざして~つながろう 子どもの笑顔のために~」が開催されました。大ホールには、入りきれない人が集まりました。立ち見客が帰ることなく最後まで参加していました。

基調講演には、虐待死した子どもが問いかけるものと題して、子どもの虹情報研修センター研究部長である川崎二三彦氏が、大阪市西淀川でおきた2人の子どもが死亡した事例や、東京江戸川で起きた事例などをベースに、お話してくださったことで実に、専門家だけの話ではなく、多くの人の「アレ?」「なんか変?」という一片の情報を集めることが、家庭の中で見えない虐待に何かできることではないか、と結ばれたように私は思いました。死亡事例を後になって検討すると、実は「アレ?」「なんか変?」と思って、放っておけない気持ちになっていた人たちがいたことが見えてきました。この情報と、今までの事例が教えてくれた「育てる人」が抱えた複数の大変さを合わせてみると、困っている人の本当のニーズが見えてくるんじゃないかと。

だけど、虐待死ゼロのため~と言って、誰かを責めたり、非難しては、一番大切なつながりを分断してしまいます。だからといって、つながりを大切にするばかりに距離を持ちすぎてはネットワークはできません。責めずに、恐れずに、つながりを意識的につくることだなと確信しました。

人とつながると面倒なことも一杯あると思います。
わずらわしいこともあるかもしれません。
それでも住んでいる所の人たちと関わることが、実は、すごく大切なんじゃないかな~と
自らの生活を省みながら、思いました。

と・・・早速、事務所マンションの小さな子どもに話しかけてみました。
すると「誰?」と聞かれて、一瞬答えに戸惑いながら「オバチャンだよ」というと
「エヘッ」と軽くいなされました(笑)。  


Posted by にじ at 18:38Comments(0)

2010年08月09日

老眼

いよいよ、来ましたよ。
とうとう、来ましたよ。
老眼なるものが・・・(T T;)icon196

私は子どものころから目がとてもよいのです。
1年ほどまでにも、娘のめがねを買いに行ったときに
視力検査をしてもらったら、2,0以上ありますって、言われたほどです。

目の筋肉の収縮が自由自在だといわれました。
なのに・・・
なのに・・
毎日、パソコンに向かう時間が長かったからかな?
毎日の運動を怠っていたからかな?

いやいや・・・これも成長だんろうな~。
人間、生涯発達だから。これもまた発達なんだ!!
発達を喜ぼう(まだ、抵抗感あるけど)

今日、お友だちのめがねをちょいと拝借して、文字を見てみたらなんて、すばらしく見えることでしょう!!

人は生まれて死ぬまで、ずっと発達をして生きていく。
何かを失いながら、何かを得て生きていくんですよね。

近くの文字を見るときに、ちょっと厄介にはなりましたが、
見えにくいことで苦労する人の気持ちを手に入れました。

また、発達し続ける喜びを手に入れました。うんうん・・・こんなふうに感じられるくらい、素敵な人生を歩んだことに感謝できる自分を得ました。感謝、感謝!!  


Posted by にじ at 01:08Comments(0)

2010年08月06日

葦牙(あしかび)の試写会

8月8日
久留米市男女平等推進センター210・211号室
児童養護施設の様子を描いた長編ドキュメンタリー映画「葦牙(あしかび)」の
試写会を行います。

興味のある方はお越し下さい。

8月8日
14:00-16:00

(13:30会場)
試写会後には、鑑賞後のおしゃべり時間をセッティングしています(希望者のみ)。

ぜひ、お越し下さい。  


Posted by にじ at 09:46Comments(0)

2010年08月06日

つなぐことが未来とつながる

パソコンの調子が悪くて、ブログが停滞していました。
お待たせしました。


今日は広島への原爆投下から65年です。
子どもたちの育ちを研究をしていると、この65年という年月は鍵になる数字のように思います。

よく子どもに関する講演会や、子どもに関する話をしていると、
「最近の子どもは切れやすい」「最近の子どもは、コミュニケーションができない。だから・・・」
「最近の子どもは人の気持ちを想像することができない。やっぱりゲームやテレビのせいよね」
と言われることが多いです。果たして、それは本当なのでしょうか?


18歳未満の子どもが犯罪を犯す中でも「凶悪犯罪(殺人・強盗・強かん・放火)」は
いつかピークだと思われますか?

昭和35年に、18歳未満の子どもが犯した殺人事件は年間に438件
昭和36年には446件

平成に入ってからは多い年で100件程度、少ないときには80件を下回る程度です。
つまり、5分の1程度に減少しています。
強かんにいたっては14~18分の1に減少しています。

成人の凶悪犯罪は終戦直後でした(終戦後から統計が採られている)。
子どもの凶悪犯罪は、終戦から15年後ということです。
つまり、戦争によって壊された絆が子どもたちから「守られ感」を奪った結果が、教えてくれていることを読み解かなければなりません。

くり返します。最近の子どもは切れやすくなっていません!!!
「最近の子ども」が変わってしまったとか・・ということ事態が
私たちおとなが、バーチャルなメディア情報に翻弄されていることを証明することなのではないでしょうか。

テレビやゲームや、メディア問題をあたかも子どもだけの問題と捉えることは、おかしいものです。
同じ社会に、共に生きている同士だという感覚を、私たちが喪失しているのではないでしょうか?

私はCAPプログラムを中心にさまざまな活動をしていますが、
いつも念頭に入れていることは
人と人を・・・
グループとグループを・・・
子どもと先生を・・・
子どもと家族を・・・
子どもと地域をつなぐことを仕事にしているのだという意思です。意識です。

どこも、だれも、みんな一生懸命に働いています。
これをやり続けることが大事だと信じて働いています。
ただ、あまりにも一生懸命働きすぎて
周囲が見えなくなって不安を募らせています。
だからこそ、実体のある「当事者の声」を届けて
コーディネート(つなぐ)役割が大事なんだと思っています。


さあ、今日も一日、自分のした仕事が
どこかに、だれかの安心に
ちゃんとつながっているのか確認しながら
仕事しようっと!!

  


Posted by にじ at 09:43Comments(0)