2013年02月02日

暴力ではない体罰なんてない!

ここのところ、あちらこちらで意味不明な言葉を聞くことが増えた。
ニュースや、新聞、そして子ども関連の仕事場で聞く。
「体罰はしたが、暴力はふるっていない」と・・・・・。

暴力(assault)の中に体罰も、虐待も、いじめも含まれるのに・・・
信頼関係が築けていなかったから~なんて、とんでもない話だ。

また、教育やしつけのために暴力を受けることを当然だと
学ばされた人は、信頼の絆ではなく、心的外傷の絆を結びために
むしろ、その結びつきは過剰なものになりやすい。
ストックホルム症候群のように、学習性無力感になってしまうからだ。
加害行為をする者をかばう被害者という構造ができてしまう。

私たちおとなが、子どもたちに教えたいのは信頼に値する関係性のはずだ。
安全で安心できる環境でこそ、人は学びを深めることがわかっている。

それ以前に各種、法律に反しているのに、なぜか、子どもには仕方ないと
考えてしまうこと自体が差別そのものではないのか?

Aさんにしないことは、Bさんにもしないこと。
AさんとBさんは違う人間で、違う個性をもっている。
でも、暴力を受けてよい人間であるはずがない!というのは誰とて同じ。
それが人権なのだから。

訳のわからない言い訳を公共の電波を使って報道するのをもうやめてほしい。
言い訳をしていること自体、反省ではないはずだ。



Posted by にじ at 00:01│Comments(0)
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