2011年01月27日
児童養護施設についてクイズ
№1 児童養護施設は日本全国に何園あるでしょうか?
……平成21年度の調査数ですが、575園です。
№2 何人の子どもたちが入所しているでしょう?
……児童養護施設で暮らしている子どもたちは、約3万人です。
№3 里親に措置されるか? 児童養護施設に措置されるか?
……日本では里親さんに託される子どもたちが約6,2%です(2000年調査なので現在は少し高くなっていると思われます)。
海外ではどんな状況かというと、オーストリアは91%が里親さんに託されます。
アメリカでは76.6%です。
イギリスでは60%が里親さんのご家庭で暮らすことになります。
また、施設入所の場合も、少し日本と状況が違っていて、その子どもの治療的かかわりのための入所などで措置が決まります。日本の場合は、保護者が里親さん宅に預けられると、子どもを里親さんにとられたような気持ちになって「施設入所」を保護者が希望する場合も少なくありません。
家庭の中で不適切な状況があったり、虐待を受けていたりする子どもであればあるほど、家庭の中で大切に接してもらうことが、どのようなことなのかを十分に味わってほしいと思うのです。
制度や法律に子どもたちをはめ込んでいくのではなく、子どもたちに今、必要な環境を用意するための制度改正や法律改正がタイミングよく運用される政治を願いたいものです。
そして、それら政治を動かすのは「わたし」たちであって、だれか偉い人がやってくれるのではない!という自覚をもって、国民としての権利行使をしたいものです。
……平成21年度の調査数ですが、575園です。
№2 何人の子どもたちが入所しているでしょう?
……児童養護施設で暮らしている子どもたちは、約3万人です。
№3 里親に措置されるか? 児童養護施設に措置されるか?
……日本では里親さんに託される子どもたちが約6,2%です(2000年調査なので現在は少し高くなっていると思われます)。
海外ではどんな状況かというと、オーストリアは91%が里親さんに託されます。
アメリカでは76.6%です。
イギリスでは60%が里親さんのご家庭で暮らすことになります。
また、施設入所の場合も、少し日本と状況が違っていて、その子どもの治療的かかわりのための入所などで措置が決まります。日本の場合は、保護者が里親さん宅に預けられると、子どもを里親さんにとられたような気持ちになって「施設入所」を保護者が希望する場合も少なくありません。
家庭の中で不適切な状況があったり、虐待を受けていたりする子どもであればあるほど、家庭の中で大切に接してもらうことが、どのようなことなのかを十分に味わってほしいと思うのです。
制度や法律に子どもたちをはめ込んでいくのではなく、子どもたちに今、必要な環境を用意するための制度改正や法律改正がタイミングよく運用される政治を願いたいものです。
そして、それら政治を動かすのは「わたし」たちであって、だれか偉い人がやってくれるのではない!という自覚をもって、国民としての権利行使をしたいものです。
Posted by にじ at
11:51
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2011年01月24日
西澤 哲(サトル)氏 講演会のご案内
西澤 哲先生が久留米に!

NHK教育テレビなどでご存知の方も多いでしょう。
または、児童養護施設関係者の人たちにとっては、なじみのある方かもしれません。
親と子のこころの対話研究会に参加なさっていた方にとっては、恒例行事のように感じていらっしゃるかもしれませんね。
西澤先生は、神戸生まれの関西弁で痛快なおしゃべりでも有名です(笑)。テンポの良い話の中に、ドキッとさせられる視点と、ホロリとくる子どもの心理を、そして『アイタタタ…』と自分の怠けている部分に釘を刺されるような点も盛り込まれています。楽しい調子でありながら、おとなとしてどこに向かおうとしているのか、考えさせてくれる先生です。
西澤先生は仙台の情緒障害児短期治療施設勤務時代に、さまざまな表情や、さまざまな反応を引き出す子どもたちに関わってことをきっかけに、今に至るまで心理治療に取り組まれることになりました。サンフランシスコ州立大学教育学部カウセリング学科修了されてから、ずっと現場から離れることなくたくさんの著書を書かれ、虐待にまつわる多くの著書の翻訳本を出されています。
西澤先生の本当の魅力は、私は知識欲ではないかなと思います。単なる知識欲ではなく、哲学の上に則った知識欲かなぁ~と、おこがましいけれども、そんな風に感じます。だから、常に一貫性があるのだと思います。
「ネットワークからこぼれる瞬間~虐待死事例から学ぶ~」2010年は、いくつもの虐待死のニュースが報道されました。裁判員裁判で判決も出ています。私たちにとって、虐待は「知らない」では済まされない課題だと思います。ぜひ、皆さんに足を運んでいただきたい内容です!!
2月11日(金曜日) 14:00-16:00
石橋文化センター「共同ホール」㊟「共同ホール」専用駐車場は非常に狭いので、近隣の駐車場になると思われます。できるだけ、公共交通機関でお越しください。あるいは、お早めにお越しいただいたほうが最初からゆっくりと聴けると思います。
◆西鉄久留米駅下車 「信愛女学院行」に乗って「護国神社前」→「石橋文化センター前」で下車です。
◆西鉄久留米駅下車 歩いて10分ほどです。周辺にはレストラン・美術館・図書館・スポーツガーデンなどございます。早めに来てくださっても十分、楽しめると思いますよ!

NHK教育テレビなどでご存知の方も多いでしょう。
または、児童養護施設関係者の人たちにとっては、なじみのある方かもしれません。
親と子のこころの対話研究会に参加なさっていた方にとっては、恒例行事のように感じていらっしゃるかもしれませんね。
西澤先生は、神戸生まれの関西弁で痛快なおしゃべりでも有名です(笑)。テンポの良い話の中に、ドキッとさせられる視点と、ホロリとくる子どもの心理を、そして『アイタタタ…』と自分の怠けている部分に釘を刺されるような点も盛り込まれています。楽しい調子でありながら、おとなとしてどこに向かおうとしているのか、考えさせてくれる先生です。
西澤先生は仙台の情緒障害児短期治療施設勤務時代に、さまざまな表情や、さまざまな反応を引き出す子どもたちに関わってことをきっかけに、今に至るまで心理治療に取り組まれることになりました。サンフランシスコ州立大学教育学部カウセリング学科修了されてから、ずっと現場から離れることなくたくさんの著書を書かれ、虐待にまつわる多くの著書の翻訳本を出されています。
西澤先生の本当の魅力は、私は知識欲ではないかなと思います。単なる知識欲ではなく、哲学の上に則った知識欲かなぁ~と、おこがましいけれども、そんな風に感じます。だから、常に一貫性があるのだと思います。
「ネットワークからこぼれる瞬間~虐待死事例から学ぶ~」2010年は、いくつもの虐待死のニュースが報道されました。裁判員裁判で判決も出ています。私たちにとって、虐待は「知らない」では済まされない課題だと思います。ぜひ、皆さんに足を運んでいただきたい内容です!!
2月11日(金曜日) 14:00-16:00
石橋文化センター「共同ホール」㊟「共同ホール」専用駐車場は非常に狭いので、近隣の駐車場になると思われます。できるだけ、公共交通機関でお越しください。あるいは、お早めにお越しいただいたほうが最初からゆっくりと聴けると思います。
◆西鉄久留米駅下車 「信愛女学院行」に乗って「護国神社前」→「石橋文化センター前」で下車です。
◆西鉄久留米駅下車 歩いて10分ほどです。周辺にはレストラン・美術館・図書館・スポーツガーデンなどございます。早めに来てくださっても十分、楽しめると思いますよ!
Posted by にじ at
19:41
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2011年01月17日
児童養護施設
みなさんは、児童養護施設についてご存知ですか?
第1問:児童養護施設は日本全国に何ヶ所あると思いますか?
第2問:それらの全国の児童養護施設に何人の子どもたちが生活しているでしょうか?
第3問:家庭の中で今、暮らすことができないと判断された子どもが「児童養護施設入所」なのか?「里親委託」なのか?ですが、その割合は日本ではどのくらいと思いますか? ほかの国々ではどのくらいと思いますか?
まずは、考えてみてくださいね! お答えは後日発表します
第1問:児童養護施設は日本全国に何ヶ所あると思いますか?
第2問:それらの全国の児童養護施設に何人の子どもたちが生活しているでしょうか?
第3問:家庭の中で今、暮らすことができないと判断された子どもが「児童養護施設入所」なのか?「里親委託」なのか?ですが、その割合は日本ではどのくらいと思いますか? ほかの国々ではどのくらいと思いますか?
まずは、考えてみてくださいね! お答えは後日発表します

Posted by にじ at
22:46
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2011年01月05日
子育てにはユーモア
子どもに怒りを覚えずに、子育てをできる人は、ほとんど神がかり的なパワーの持ち主だと思う。
そうありたい!とは思うけど、無理!!無理!!
特に一人で悪戦苦闘しているときに、『なぜ、今なの?!?』と思うようなことをされると親を困らせようとわざとしているんじゃないか?!と
本当にキレそうになりますよね
子どもが小さかった頃、こめかみの血管がぶち切れそうになったことが何度もあります
手を上げずに、足蹴りせずに、どやさずに子育てしようと思うなら、ユーモアが絶対必要なんですよね~
じゃあ、そのユーモアは、どうやって生まれるのか
安心感から生まれてきます。単なる笑いだったら、極度の感情抑圧があれば生まれるでしょう。しかし、感情の抑圧から生まれる笑いは時に、誰かを貶めることでこしらえられ、自虐的な笑いで緊張度を緩めようとするもの。どこか物悲しい笑いだったりします。乾いた笑いだったり、誰かが泣いている笑いだったり……。
誰も傷つけることのない人と人との対立を避け、話し合う心の余裕を作るためのユーモアは、安心感があって初めて生まれるものです。そして、おとなとしての役割はユーモアを生み出す安心な環境なんじゃないかなと思います。
親がユーモアをもって子育てに臨むには、親を認め、支え、ユーモアをもたらす温かい周囲の支えがあってのことなんだな~と、つくづく、振り返ってみても思います
いりいり<`ヘ´> ムカムカ<`~´> していた新米ママの時代に支えてくれていたのは結構、近所のおばちゃんたちや、幼稚園ママたちだったみたいです。住宅街にいた私は、あの頃、50代後半から70代の近所のおばちゃんが当たらず触らず、良い加減の声掛けをしてくれていました。特に心に残るというより、上手な緩和剤になってくれていました。
買い物行くのにちょっと預かってくれるとか……夕方声をかけてくれるとか……野菜を持ってきてくれるとか(迷惑なときもあったけど、それでもホッとする瞬間だったな)……時には好きなことをすることも大事なことよ、と言ってくれたり……薬代にお金かけるくらいなら、おいしいものにお金をかけて御覧とか……家の中で泣いてたわが子を帰ってきたらおばちゃんが抱っこしてくれていたりとか……預かってくれていたおばちゃんがオムツの替えがないからといってタオルでオムツをこしらえていたりとか……
面倒くさい近所付き合いもあったけど、振り返ってみたらたくさんの「ちょっとずつ」のお世話を受けていましたわ。今でこそ、いろいろと偉そうにしている私ですが、学校出たばかりの若いママでしたから、60~70代のおばちゃんたちからすると、心細いママだったと思います。結構、気を使いながらお手伝いをしてくれていたんだと思います。舅姑や両親からの言葉は警戒心があっても、近所のおばちゃんたちからのアドバイスは気軽に聴けていたし、違うなと思っても受け流すこともできたような気がします。
子育てから少し解放されてきた時代を迎えた私も「ちょっとずつ、たくさんのお世話」好きなおばちゃんになろうと思います。それが人間なんだな~とも思います。新米の親が上手にできるはずがないのですから
そうありたい!とは思うけど、無理!!無理!!
特に一人で悪戦苦闘しているときに、『なぜ、今なの?!?』と思うようなことをされると親を困らせようとわざとしているんじゃないか?!と


子どもが小さかった頃、こめかみの血管がぶち切れそうになったことが何度もあります

手を上げずに、足蹴りせずに、どやさずに子育てしようと思うなら、ユーモアが絶対必要なんですよね~

じゃあ、そのユーモアは、どうやって生まれるのか


誰も傷つけることのない人と人との対立を避け、話し合う心の余裕を作るためのユーモアは、安心感があって初めて生まれるものです。そして、おとなとしての役割はユーモアを生み出す安心な環境なんじゃないかなと思います。
親がユーモアをもって子育てに臨むには、親を認め、支え、ユーモアをもたらす温かい周囲の支えがあってのことなんだな~と、つくづく、振り返ってみても思います

いりいり<`ヘ´> ムカムカ<`~´> していた新米ママの時代に支えてくれていたのは結構、近所のおばちゃんたちや、幼稚園ママたちだったみたいです。住宅街にいた私は、あの頃、50代後半から70代の近所のおばちゃんが当たらず触らず、良い加減の声掛けをしてくれていました。特に心に残るというより、上手な緩和剤になってくれていました。
買い物行くのにちょっと預かってくれるとか……夕方声をかけてくれるとか……野菜を持ってきてくれるとか(迷惑なときもあったけど、それでもホッとする瞬間だったな)……時には好きなことをすることも大事なことよ、と言ってくれたり……薬代にお金かけるくらいなら、おいしいものにお金をかけて御覧とか……家の中で泣いてたわが子を帰ってきたらおばちゃんが抱っこしてくれていたりとか……預かってくれていたおばちゃんがオムツの替えがないからといってタオルでオムツをこしらえていたりとか……
面倒くさい近所付き合いもあったけど、振り返ってみたらたくさんの「ちょっとずつ」のお世話を受けていましたわ。今でこそ、いろいろと偉そうにしている私ですが、学校出たばかりの若いママでしたから、60~70代のおばちゃんたちからすると、心細いママだったと思います。結構、気を使いながらお手伝いをしてくれていたんだと思います。舅姑や両親からの言葉は警戒心があっても、近所のおばちゃんたちからのアドバイスは気軽に聴けていたし、違うなと思っても受け流すこともできたような気がします。
子育てから少し解放されてきた時代を迎えた私も「ちょっとずつ、たくさんのお世話」好きなおばちゃんになろうと思います。それが人間なんだな~とも思います。新米の親が上手にできるはずがないのですから

Posted by にじ at
17:28
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