2011年05月24日
子どもが地域をつなぐ

この子らがいてくれたおかげで、私はどれほど人間として成長させてもらっただろうか、と。
子どもがいてくれたおかげで、多くの出会いをもらいました。
もしかしたら、子どもどうしが友だちでなければ、自分から付き合おうとしなかったかも?!と
思う人との出会いだったり。
子どもが何やら、しでかしてくれるおかげで、自分では経験しなかっただろう経験を積ませてもらったり。
子どものためと思えば、嫌いなアウトドア体験もしたり(笑)。
わが子だけではない。
地域の「困ったちゃん」扱いをされている子どもについて
近所の人たちは、最初こそ、文句をいっているけれども、
いつの間にやら「どうしたらいいだろうか」と談義している。
談義している間に、近所の人たちの絆が育まれたりしている。
里親さんに預けられる子どものおかげで、里親さんだけにとどまらず
多くの人が成長するチャンスをもらう。
本来、子どもってそんな存在なんじゃないかな?
困らされない子どもにしようなんて、ちょっと手抜きな感じがする。
困っているとき、子どもの存在で、おとなが「おとならしく」なるチャンスをもらっているじゃないかな?
Posted by にじ at
01:31
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2011年05月22日
エンパワメント
福岡のホームレス3分の1に 就労支援など奏功
.
2009年に増加数が全国一だった福岡県のホームレスが、2年間で3分の1に減っていることが厚生労働省の実態調査でわかった。
全国の減少率を大幅に上回っており、福岡市などで一時的な住居の提供や生活保護の活用など支援策が進んだことが要因とみられる。
厚労省によると、今年1月時点のホームレスは全国で1万890人。前年比17%減少し、4年連続で減っている。福岡県は同28%減の442人。同県ではリーマン・ショック後の09年の調査で1237人が確認され、前年比155人増と増加数が全国でも突出していた。特に県全体の8割を占めていた福岡市のホームレスは2年間で969人から270人に減った。
背景には官民挙げた取り組みがある。昨年5月にグリーンコープ生協が福岡市東区に個室型としては九州最大規模の宿泊型の自立支援施設「抱樸館(ほうぼくかん)福岡」(定員81人)を開所。就職や金銭管理のセミナー、資格取得のための講義も行う。これまでに約200人が入所し、約50人がアパートを借りて新生活を始めた。青木康二館長によると「常に満室。現在も10人ほどが入所待ち」の状態だという。
福岡市も09年11月に居住しながら就職、自立を目指す「就労自立支援センター」(定員50人)を新設。今年3月末までに入所した135人のうち53人が就労した。
同市保護課は「施設の整備などのほか、ホームレスの人たちを巡回して住居や仕事の相談を受けるなど対策を進めた成果が出てきたのではないか」としている。
また、09年3月から住居がない人にも生活保護を適用できるよう運用を改め、同月だけで318人が生活保護を受け始めて路上生活から脱したという。
(2011年5月19日 読売新聞)
ホームレス状態にある人たちに対して、長い時間、私たちの社会では、『一人前ではない』、『ダメな人間』『怠け者』というレッテルを張り、その上で『ちゃんとした人間』にするために上から指導的に関わろうとしたり、排他的政策をとったりしていた長い年月があります。ホームレス状態にある人たちは、力がないわけではありません。もし、その人たちに欠けているものがあるとしたら、それは差別のある社会で失ったチャンスなのです。チャンスがないがために、知識やスキルを身につけることができなかった。あるいは奪われた。であるならば、必要なことはチャンス! チャンス! チャンス! そして、チャンスの中にある知識とスキルなのではないでしょうか。
1つや2つのリスクならば何とか乗り越えられても、人生にはいっぺんにリスクが襲いかかる時が残念ながらあります。病気・失業・事故・家族の不幸・天災……。予測を立てて準備をできる人もいることでしょう。しかし、それさえも経済や持ち合わせた環境によって、できることとできないことがあるのが現実です。
私たちCAPでは、よく子どもを信じる!というフレーズを使いますが、それは「子どもを信じていますから」という理由で何もしない自分たちを許すために使用するのではないはずです。信じるからこそ、同時に自分には何ができるのか?と、自分にも負荷を課してできることを探ることなのではないでしょうか。
「本当に信じること」とは、難しいことです。かなりの意識で信じようと一歩を踏み出さなければいつまでたっても、人を信じたり、信じることを前提にした安心できる社会はできないのだろうと思うのです。
この記事を読みながら、エンパワメント教育法が誕生したブラジルでの出来事を思い出したのでした。
ぜひ、パウロ・フレイレ氏のエンパワメントについて学んでみてください。エンパワメントとは、そんなに甘いほんわりしたものではなく、常に人に覚悟を求めるものだと思われます。
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2009年に増加数が全国一だった福岡県のホームレスが、2年間で3分の1に減っていることが厚生労働省の実態調査でわかった。
全国の減少率を大幅に上回っており、福岡市などで一時的な住居の提供や生活保護の活用など支援策が進んだことが要因とみられる。
厚労省によると、今年1月時点のホームレスは全国で1万890人。前年比17%減少し、4年連続で減っている。福岡県は同28%減の442人。同県ではリーマン・ショック後の09年の調査で1237人が確認され、前年比155人増と増加数が全国でも突出していた。特に県全体の8割を占めていた福岡市のホームレスは2年間で969人から270人に減った。
背景には官民挙げた取り組みがある。昨年5月にグリーンコープ生協が福岡市東区に個室型としては九州最大規模の宿泊型の自立支援施設「抱樸館(ほうぼくかん)福岡」(定員81人)を開所。就職や金銭管理のセミナー、資格取得のための講義も行う。これまでに約200人が入所し、約50人がアパートを借りて新生活を始めた。青木康二館長によると「常に満室。現在も10人ほどが入所待ち」の状態だという。
福岡市も09年11月に居住しながら就職、自立を目指す「就労自立支援センター」(定員50人)を新設。今年3月末までに入所した135人のうち53人が就労した。
同市保護課は「施設の整備などのほか、ホームレスの人たちを巡回して住居や仕事の相談を受けるなど対策を進めた成果が出てきたのではないか」としている。
また、09年3月から住居がない人にも生活保護を適用できるよう運用を改め、同月だけで318人が生活保護を受け始めて路上生活から脱したという。
(2011年5月19日 読売新聞)
ホームレス状態にある人たちに対して、長い時間、私たちの社会では、『一人前ではない』、『ダメな人間』『怠け者』というレッテルを張り、その上で『ちゃんとした人間』にするために上から指導的に関わろうとしたり、排他的政策をとったりしていた長い年月があります。ホームレス状態にある人たちは、力がないわけではありません。もし、その人たちに欠けているものがあるとしたら、それは差別のある社会で失ったチャンスなのです。チャンスがないがために、知識やスキルを身につけることができなかった。あるいは奪われた。であるならば、必要なことはチャンス! チャンス! チャンス! そして、チャンスの中にある知識とスキルなのではないでしょうか。
1つや2つのリスクならば何とか乗り越えられても、人生にはいっぺんにリスクが襲いかかる時が残念ながらあります。病気・失業・事故・家族の不幸・天災……。予測を立てて準備をできる人もいることでしょう。しかし、それさえも経済や持ち合わせた環境によって、できることとできないことがあるのが現実です。
私たちCAPでは、よく子どもを信じる!というフレーズを使いますが、それは「子どもを信じていますから」という理由で何もしない自分たちを許すために使用するのではないはずです。信じるからこそ、同時に自分には何ができるのか?と、自分にも負荷を課してできることを探ることなのではないでしょうか。
「本当に信じること」とは、難しいことです。かなりの意識で信じようと一歩を踏み出さなければいつまでたっても、人を信じたり、信じることを前提にした安心できる社会はできないのだろうと思うのです。
この記事を読みながら、エンパワメント教育法が誕生したブラジルでの出来事を思い出したのでした。
ぜひ、パウロ・フレイレ氏のエンパワメントについて学んでみてください。エンパワメントとは、そんなに甘いほんわりしたものではなく、常に人に覚悟を求めるものだと思われます。
Posted by にじ at
12:26
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2011年05月17日
幼児期
就学前の子どもたちへのCAPプログラムは、まさに幼児期の子どもたちを対象にしています。
一般的に3歳児、4歳児、5歳児と呼ばれます。あるいは、年少児、年中児、年長児とも呼ばれます。
かれらは人生における生涯発達のスケールで考えると、人生の土台を作り上げている時期の子どもたちです。
大きな筋肉から、細かな作業ができる筋肉まで、十分に発達させようとアタッチメントの絆を結んだ養育者の見える安心できる場所で遊びという学習行為を繰り返しながら自らの筋肉や感覚を磨いているのです。
かれらは、おとなとは違うけれども、おとなより劣っているわけではありません。
かれらは、おとな同様にさまざまな思考をもち、優れています。ただ、われわれおとなの文化にあるような言語を使いこなせていません。だから、何も考えていないかのように、とり扱われてしまいやすいのです。用心、用心!!
リアルな子どもたちを見てほしい。
子どもとは、わが子という意味ではありません。
すべての子どもを指すのです。
さあ、明日から、あなたの周りを歩いている小さな子どもたちに目を向けてみてください。
彼らは、私たちと同じように感じていること、考えていること。
一方で発達のプロセス故に大きな感覚の違いをもっていることで何も考えていない、感じない、劣った存在であると思いこまれていることを思い起こしてください。
街中で歩いている子ども
はしゃいでいる子ども
ぐずっている子ども
さまざまな子どもたちの様子を探してみてください。必ず、います。幼児期の子どもを探して観察してみてください。
一般的に3歳児、4歳児、5歳児と呼ばれます。あるいは、年少児、年中児、年長児とも呼ばれます。
かれらは人生における生涯発達のスケールで考えると、人生の土台を作り上げている時期の子どもたちです。
大きな筋肉から、細かな作業ができる筋肉まで、十分に発達させようとアタッチメントの絆を結んだ養育者の見える安心できる場所で遊びという学習行為を繰り返しながら自らの筋肉や感覚を磨いているのです。
かれらは、おとなとは違うけれども、おとなより劣っているわけではありません。
かれらは、おとな同様にさまざまな思考をもち、優れています。ただ、われわれおとなの文化にあるような言語を使いこなせていません。だから、何も考えていないかのように、とり扱われてしまいやすいのです。用心、用心!!
リアルな子どもたちを見てほしい。
子どもとは、わが子という意味ではありません。
すべての子どもを指すのです。
さあ、明日から、あなたの周りを歩いている小さな子どもたちに目を向けてみてください。
彼らは、私たちと同じように感じていること、考えていること。
一方で発達のプロセス故に大きな感覚の違いをもっていることで何も考えていない、感じない、劣った存在であると思いこまれていることを思い起こしてください。
街中で歩いている子ども
はしゃいでいる子ども
ぐずっている子ども
さまざまな子どもたちの様子を探してみてください。必ず、います。幼児期の子どもを探して観察してみてください。
Posted by にじ at
22:42
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2011年05月11日
第45回九州サマー・フェスティバルに行こう!!
第45回 九州サマー・フェスティバル第一夜
子どもにやさしいまちづくりネットワーク支援コンサート
九州koukyou楽団と九州の声楽家・子どもたちによる
「海と水」
2011年7月18日(月・祝)
アクロス福岡シンフォニーホール
このコンサートは、日本財団が地元に寄付文化をつくろうと助成金を出しています。
直接、助成するのではなく、コンサートチケットを各NPOが自分たちの手で売ります。
そのチケット代の一部がNPOの活動資金として渡されます。
さらに、地元の音楽家たち・音楽文化も活気づけるという仕組みになっています。
このコンサート前には、合計5か所で九州交響楽団数人で出前コンサートを開いてくれます。
楽しいおしゃべりでためになるお話とで音楽をつづってくださるのです。
今年はSOS子どもの村のたまごホールや、乳児院などです。
NPO法人にじいろCAPでも コンサートチケットの販売をしています。
何せ、親子チケットが 超お得なチケットになっています。
一流の音楽をすばらしいホールで、お得に聴けるチャンスです。
親子チケットはS席で5000円です。子どもさんがもう一人となれば1500円追加でOKです。
A席なら3000円、学生さんならA席1500円ですよ。
そもそも、「こどもにやさしいまちづくり」を支援するためのコンサートであることも合わせてPRしたいコンサートです。
「子どもにやさしいまちづくり」とは
国連子どもの権利条約の実現をめざして、ユニセフが提案し。世界に広がっている運動です。この趣旨に賛同する、福岡にある多くのNPO、グループ、市民がネットワークをつくって、互いに交流し。「市民フォーラム」などを行っています。私たちが住むまちが、子どもが大切にされ、豊かな子ども時代を過ごせるようなまちづくりをめざして活動するネットワークです。
第1部
早川正昭:海の日“祝典曲”
團伊久磨/服部公一編曲:合唱と管弦楽のための〈花の街〉
(歌曲童謡メドレー合唱曲)ぞうさん、花の街ほか
モーツァルト:過激「コシ・ファン・トゥッテ」より
二重唱「ああ親しい妹よ、こんな美しい口元があるでしょうか」
ビゼー:歌劇「カルメン」より「ハバネラ」
プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」より「花の二重唱」とアリア「私の愛しい坊や」
第2部
シベリウス:交響詩「フィンランディア」作品26
ヴォーン・ウィリアムズ」「グリーンスリーヴス」による幻想曲
チャイコフスキー:序曲「1812年」作品49
ぜひ、NPO法人にじいろCAPからチケットをお買い求めくださいますようにお願い申し上げます。ご協力よろしくお願いします。
子どもにやさしいまちづくりネットワーク支援コンサート
九州koukyou楽団と九州の声楽家・子どもたちによる
「海と水」
2011年7月18日(月・祝)
アクロス福岡シンフォニーホール
このコンサートは、日本財団が地元に寄付文化をつくろうと助成金を出しています。
直接、助成するのではなく、コンサートチケットを各NPOが自分たちの手で売ります。
そのチケット代の一部がNPOの活動資金として渡されます。
さらに、地元の音楽家たち・音楽文化も活気づけるという仕組みになっています。
このコンサート前には、合計5か所で九州交響楽団数人で出前コンサートを開いてくれます。
楽しいおしゃべりでためになるお話とで音楽をつづってくださるのです。
今年はSOS子どもの村のたまごホールや、乳児院などです。
NPO法人にじいろCAPでも コンサートチケットの販売をしています。
何せ、親子チケットが 超お得なチケットになっています。
一流の音楽をすばらしいホールで、お得に聴けるチャンスです。
親子チケットはS席で5000円です。子どもさんがもう一人となれば1500円追加でOKです。
A席なら3000円、学生さんならA席1500円ですよ。
そもそも、「こどもにやさしいまちづくり」を支援するためのコンサートであることも合わせてPRしたいコンサートです。


国連子どもの権利条約の実現をめざして、ユニセフが提案し。世界に広がっている運動です。この趣旨に賛同する、福岡にある多くのNPO、グループ、市民がネットワークをつくって、互いに交流し。「市民フォーラム」などを行っています。私たちが住むまちが、子どもが大切にされ、豊かな子ども時代を過ごせるようなまちづくりをめざして活動するネットワークです。
第1部
早川正昭:海の日“祝典曲”
團伊久磨/服部公一編曲:合唱と管弦楽のための〈花の街〉
(歌曲童謡メドレー合唱曲)ぞうさん、花の街ほか
モーツァルト:過激「コシ・ファン・トゥッテ」より
二重唱「ああ親しい妹よ、こんな美しい口元があるでしょうか」
ビゼー:歌劇「カルメン」より「ハバネラ」
プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」より「花の二重唱」とアリア「私の愛しい坊や」
第2部
シベリウス:交響詩「フィンランディア」作品26
ヴォーン・ウィリアムズ」「グリーンスリーヴス」による幻想曲
チャイコフスキー:序曲「1812年」作品49
ぜひ、NPO法人にじいろCAPからチケットをお買い求めくださいますようにお願い申し上げます。ご協力よろしくお願いします。
Posted by にじ at
19:46
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