2010年05月28日

CAP活動を続ける理由

CAP活動を続ける理由
子どもがいじめや、誘拐、性被害にあった時に、自分の身を守れるように・・・そして、少しでも被害を最小限にとどめ、少しでも早く心理的外傷の手当てをし、少しでも回復を早めることができるように・・・そのためのプログラムがCAPです。


だからこそ、子どもが暮らす家族の人たちに、家庭でできる予防を学んでほしい!
だからこそ、子どもが長い時間を過ごす学校の先生たちに、正しい伝え方を学んでほしいし、被害を言えずにいる子どもたちに気づく術をもってほしいし、被害を打ち明けれらたときに慌てずに、二次被害を起こすことのない対応を心得ていてほしいのです。


だから、CAPプログラムは①学校の先生方に ②ご家族や地域の方に 受講してもらってから「子どもワークショップ」の実施なのです。


家族内に安心・自信・自由を得られていない子どもには学校で!
学校内で安心・自信・自由を得られていない子どもには家族で!
地域の人たちが安心・自信・自由を得られていない子どもに気づける力を!
行政が安心・自信・自由を得られていない子どもに、手当てを用意できる仕組みを!!

家庭+学校+地域に子どもへの暴力防止が実現できるように提供するのがCAPプログラムであり、CAPスペシャリスト集団なのです。


性被害は女子だけでなく、男子にも起きています。
被害を受けると人は、自分が悪かったと思わされます。そのことによって更に被害を誰にも話すことができずに、さらに生き難さを抱えることになるのです。それが子どもであれば、尚のことです。
性暴力の加害者は決して偶然に加害行為に及んだのではありません。長い時間をかけて計画を秘かに練り上げ、チャンスを作り出し、子どもたちに近づくのです。


それら暴力に対抗できる力とは、子どもにある根拠ない安心・自信・自由な感覚が必要です。
自分の存在そのものを大切に思えていること、何の根拠もなく、自分の感覚に自信がもてていることが必要なのです。
それは、一夜漬けでできるものではありません。日常生活の中でしか築くことができません。
CAPプログラムで提供できることは知識とスキルと、考え方です。
それらを使いこなすことができる「自尊感情」「人権意識」は学校+家庭+地域のおとなたちの役割なのです。


PTAのみなさんだけでなく、学校の先生方と共通の言葉と考え方をもって、CAPを使いこなして、すべての子どもたちが安心・自信・自由の権利を大切にされながら、成長する1日1日を支えていきたいと願っています。

それが、わたしたちCAPメンバーが、活動をつづけている理由なのです。

すべての子どもたちが必要とされている・・・
自分は大切な人間なんだ・・・と実感して生きてほしいのです。


Posted by にじ at 00:38│Comments(0)
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