2010年08月10日

虐待死ゼロのまちをめざして・・・に参加して

今日は、福岡市エルガーラホール大ホールにて、子ども虐待防止シンポジウム「虐待死ゼロのまちをめざして~つながろう 子どもの笑顔のために~」が開催されました。大ホールには、入りきれない人が集まりました。立ち見客が帰ることなく最後まで参加していました。

基調講演には、虐待死した子どもが問いかけるものと題して、子どもの虹情報研修センター研究部長である川崎二三彦氏が、大阪市西淀川でおきた2人の子どもが死亡した事例や、東京江戸川で起きた事例などをベースに、お話してくださったことで実に、専門家だけの話ではなく、多くの人の「アレ?」「なんか変?」という一片の情報を集めることが、家庭の中で見えない虐待に何かできることではないか、と結ばれたように私は思いました。死亡事例を後になって検討すると、実は「アレ?」「なんか変?」と思って、放っておけない気持ちになっていた人たちがいたことが見えてきました。この情報と、今までの事例が教えてくれた「育てる人」が抱えた複数の大変さを合わせてみると、困っている人の本当のニーズが見えてくるんじゃないかと。

だけど、虐待死ゼロのため~と言って、誰かを責めたり、非難しては、一番大切なつながりを分断してしまいます。だからといって、つながりを大切にするばかりに距離を持ちすぎてはネットワークはできません。責めずに、恐れずに、つながりを意識的につくることだなと確信しました。

人とつながると面倒なことも一杯あると思います。
わずらわしいこともあるかもしれません。
それでも住んでいる所の人たちと関わることが、実は、すごく大切なんじゃないかな~と
自らの生活を省みながら、思いました。

と・・・早速、事務所マンションの小さな子どもに話しかけてみました。
すると「誰?」と聞かれて、一瞬答えに戸惑いながら「オバチャンだよ」というと
「エヘッ」と軽くいなされました(笑)。



Posted by にじ at 18:38│Comments(0)
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