2010年11月16日

児童養護施設にて

児童養護施設にて CAP児童養護施設プログラムで子どもワークショップをすると、いつもいつも、私おとなが怠けてしまっている気がしてなりません。どうしたら、この子どもたちがちょっとでもラッキーと感じられる時間を過ごせるだろうかと、あれやこれやと考えます。それほど、この子どもたちがすばらしいパワーを持っているから、私に何かを響かせるんだと思います。

この写真は、子どもワークショップが終了した後に、子どもたちが別れ際になんとか時間を延ばすために描いてくれているところです。小さな手が描き出すあったかい絵です。

いつも3日目の子どもワークショップの始まりはグズリから始まります。そして、子どもワークショップが終了するころには、寂しい気持ちを隠すように「また、来年!!」と叫んでいます。笑っているけど泣いています。だけど、この児童養護施設の子どもたちは、「寂しいんだよ」とか「怖いよ」とかストレートに表現することをためらいません。それは、彼らが寂しくても怖くても受け止めてくれる受容的なおとなの存在を知っているからです。

子どもワークショップの時にも、何度も何度も職員さんたちの名前が繰り返し繰り返し、信頼の証といわんばかりに出てきます。人生のスタートに、こんなに信頼したいと思えるおとなを持つことができる子どもたちはラッキーなのかもしれません。そして、そんなラッキーな人と人とのつながりをコーディネートできる私たちの仕事もまた、ラッキーなのかもしれませんね。

みんなありがとうね!



Posted by にじ at 19:30│Comments(0)
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