2011年05月17日

幼児期

就学前の子どもたちへのCAPプログラムは、まさに幼児期の子どもたちを対象にしています。
一般的に3歳児、4歳児、5歳児と呼ばれます。あるいは、年少児、年中児、年長児とも呼ばれます。

かれらは人生における生涯発達のスケールで考えると、人生の土台を作り上げている時期の子どもたちです。
大きな筋肉から、細かな作業ができる筋肉まで、十分に発達させようとアタッチメントの絆を結んだ養育者の見える安心できる場所で遊びという学習行為を繰り返しながら自らの筋肉や感覚を磨いているのです。

かれらはおとなとは違うけれども、おとなより劣っているわけではありません
かれらは、おとな同様にさまざまな思考をもち、優れています。ただ、われわれおとなの文化にあるような言語を使いこなせていません。だから、何も考えていないかのように、とり扱われてしまいやすいのです。用心、用心!!

リアルな子どもたちを見てほしい。
子どもとは、わが子という意味ではありません。
すべての子どもを指すのです。

さあ、明日から、あなたの周りを歩いている小さな子どもたちに目を向けてみてください。

彼らは、私たちと同じように感じていること、考えていること。
一方で発達のプロセス故に大きな感覚の違いをもっていることで何も考えていない、感じない、劣った存在であると思いこまれていることを思い起こしてください。

街中で歩いている子ども
はしゃいでいる子ども
ぐずっている子ども
さまざまな子どもたちの様子を探してみてください。必ず、います。幼児期の子どもを探して観察してみてください。



Posted by にじ at 22:42│Comments(0)
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